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ファミリーマート/岩手、宮城、福島での出店を5倍に拡大

2011年05月30日 / 店舗経営

ファミリーマートは、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島での出店を約5倍の85店に拡大する。青森、秋田、山形を含めた東北6県での出店を約3倍の100店にする計画。
当初は東北6県で30店、うち岩手、宮城、福島は17店の出店計画であったが、復興需要が見込めるため出店を拡大する。
新規出店、被災した既存FCオーナーの店舗の立替・移設、直営店の出店などをあわせ85店を展開する計画だ。
同社によると、「阪神淡路大震災時も復興需要で、被災地のコンビニ需要が高まった。東日本大震災でも復興需要が見込まれる。東北地区の売上高前年比は5月は全体として10%前後で伸長している。特に太平洋側の岩手、宮城、福島の伸びが大きい」という。
新規店舗については、ファミリーマート側が土地・建物を用意しFCオーナーに貸し出す契約を中心とする予定。通常は300万円程度の初期投資が必要だが、加盟金などの初期投資の半額を免除、さらに半額をファミリーマートが融資することで、初期投資資金がなくても開業できる条件を整える予定だ。
被災者で自宅を失った人を対象に一部の単独出店店舗では店舗の2階に居住スペースを設置した店舗も展開する計画だ。
被災地での新規加盟については、6月中にも募集を開始する予定という。

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