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ヤフー、ローソン/ネットとリアル店舗の相乗効果で連携

2011年06月09日 / 経営

ヤフーとローソンは6月9日、ECモールでの連携、購買履歴の分析、位置情報サービスと店舗の連携を進め、一人一人の嗜好に合ったサービスを提供を目指すと発表した。
インターネットの利点である検索性や品揃えの多様性、コンビニエンスストアの利点である現物があることと近さの利便性を組み合わせ、「欲しいものを」「欲しいときに」「欲しいところで」求められるサービスを実現する。
具体的には、Yahoo!JAPANのネットサービスとローソンのリアル店舗の連携、プラットフォーム・ノウハウを活かしたショッピングモールの連携、スマートフォン向けアプリの連携、おすすめ情報発信の連携を行う。
位置情報サービス「Yahoo!ロコ」により、地図上にローソングループの店舗を表示し、簡単に探すことができるようになり、そのローソン店舗の近くの顧客にお得な情報を届けて、来店を促進する。
Yahoo!ショッピングに出店しているストアの人気商品をローソンの店舗で8月から販売し、Yahoo!ショッピング上でも告知する。
人気の取り寄せ商品を店頭で気軽に購入でき、ナチュラルローソンから開始し、第一弾として東北の産品を予定しており、売上の一部は被災地支援に役立てる。
さらに、開始時期は未定だがローソンの購買履歴などを検証するCRMを使って、購買データをYahoo!ショッピングに出店しているストアに提供する。
ローソンが運営するECモール「Loppi」で、Yahoo!ショッピングに出店しているストアの商品(約2万店舗、約5000万点)が購入できるようになり、Ponta会員はPontaポイントを獲得できる(ポイントの利用は2012年前半を予定)。
これまでは、ローソン店頭のマルチメディアキオスク端末の名称として使用してきたが、今後ローソンが本格的にECサービスに参入することから、ECサービス全般の名称に拡大し、店頭端末を利用したオンラインショッピングサービスから領域を拡大し、本格的ECサービスとして開始する。
リアルとネットの連携を促進するために12月には、専用スマートフォンアプリを無料で配布し、時間や場所を限定した特典の配信などをアプリ搭載端末向けに配信し、両社サービスの利用促進につなげる。
2012年春にはYahoo!JAPANIDをベースとした履歴(閲覧、検索、商品購入など)とローソンを利用したPonta会員の購買履歴を活用し、顧客にあわせた情報やキャンペーンの案内などを、マートフォン端末やメールで提供する。

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