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ローソン/社員の健康サポート制度

2012年12月26日 / 経営

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ローソンは12月25日、社員の健康をサポートする制度として個別「健康アクションプラン」を開始すると発表した。

健康増進のために会社と個人が共に健康を意識し、行動を起こすことが重要と考え、社員の健康をサポートする制度を開始するもの。「会社が個人の行動をバックアップし、継続的に健康を維持できる仕組みにより、働きやすく、社員が能力を発揮できる体制を作る」(同社)。

2013年度から健康診断・人間ドックの受診率向上のための制度を導入。社内に体組成計・血圧計の設置、「血圧」「血糖」「肥満」のリスクの高い社員への個別アクションプランの提示・指導を開始した。

定期健康診断の結果で血糖・血圧・肥満のリスクが高かった社員に対して、個人別「健康アクションプラン」の提供を11月30日に開始した。

「健康アクションプラン」では、「糖尿病」「高血圧」の2つの疾病と「肥満」を予防・改善するため、生活習慣改善にむけた食事と運動の内容を個別に提示する。対象者には、専門家による個別健康指導を実施する。2012年度に実施した健康診断による対象者は、約370人だった。

「健康アクションプラン」の対象者のうち、治療中の社員や海外赴任中の社員などを除いた約320人には、2013年1月中旬からタニタ社製の通信対応(ローソン店頭のLoppiで簡単に記録可能)歩数計と、独自に開発した「健康アクションプランアプリ」(スマートフォン用アプリ)を配布する。

体重・歩数データ・食事内容・摂取カロリーなどをアプリ内に記録し、体質改善に向けた指標とする。2013年度6月まで取り組みを行い、効果を検証したうえで、今後の改善・拡大につなげる。

会社が実施する定期健康診断・人間ドックを受診できなかった社員には、会社が費用を負担する医療機関での健康診断を年度内に受診するよう計3回通知する。

1年間受診しなかった社員と直属の上司には、翌年度5月末に支給される賞与から本人15%、直属の上司10%を減額する。

受診後に再検査が必要と勧告された対象者が、再検査を受けない、もしくは数値改善に向けた取り組みを行わない場合は、同様に本人の賞与から状況に応じて2~8%、直属の上司は10%を減額する。

2013年度(2013年3月1日~2014年2月28日)内に実施する健康診断から、ローソンで働く社員(3490人:2012年8月末時点)を対象に制度を開始する予定だ。

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