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三菱地所/2018年10月に(仮称)丸の内3-2計画を竣工

2015年11月11日 / 店舗経営

三菱地所、東京商工会議所、東京會舘は11月11日、千代田区丸の内三丁目に所在する「富士ビル」「東京商工会議所ビル」「東京會舘ビル」の3棟の一体建替えとなる「(仮称)丸の内3-2計画」について、地鎮祭を行い、16日に着工する。

<(仮称)丸の内3-2計画>
(仮称)丸の内3-2計画

竣工予定は、2018年10月中旬で、計画地は、世界有数のオフィス街である丸の内エリアの中でも、水と緑の景観が広がる皇居外苑と商業・文化色の色濃い銀座・日比谷・有楽町に近接し、ビジネスの中心地にいながら気品と賑わいの感じられるエリアに位置する。

<フロア構成>
フロア構成

100年以上に渡り丸の内で活動を続け現在も多くの会員を有する東京商工会議所や大正時代より続く国際社交場として愛される東京會舘を低層部に構え、歴史を紡いできた高い「格式」に加えて、商業・文化の香り漂う「華やかさ」を持つ両面性が計画の特徴となっているという。

低層部は、三菱地所・東京商工会議所・東京會舘による区分所有となり、三菱地所による丸の内仲通り路面店舗を中心とした店舗、東京商工会議所による貸会議室、賃貸オフィス、東商事務局、東京會舘によるバンケットを配置する。

<オフィスからの眺望のイメージ>
オフィスからの眺望のイメージ

高層部は、皇居外苑を正面に望む賃貸オフィスとなり、三菱地所と東京會舘が共有する。

<大バンケットイメージ>
大バンケットイメージ

東京會舘区画は、延床面積は約1300m2で、2000人規模のパーティに対応する地区内最大級となる大バンケットを新設し、国際規模のMICEに対応する最新設備を導入する。

皇居二重橋を一望できる日比谷通りに面した幅約100mのエリアには、披露宴会場やチャペルを設け、国際社交場として大正時代から、長く愛されてきた東京會舘の伝統を引き継ぐ、ここでしか味わえない特別な空間を創出する。

写真5<車寄せのイメージ>
車寄せのイメージ

正面玄関前(国際ビル側)の丸の内4th通りには風格漂う車寄せを新設し、大型バスの駐車が可能となる。丸の内4th通りを相互通行に変更し、お客の利便性を今まで以上に向上させる。

<東京商工会議所のエントランス>
東京商工会議所のエントランス

東京商工会議所区画は、貸会議室エリア、テナントエリア、東商事務局エリアで構成。日比谷通り、馬場先通りに面した1階エントランスには、東商の総合案内と各種展示会等が可能な多目的スペースを設置し、開放的で賑わいのある空間を創出する。

<大会議室のイメージ>
大会議室のイメージ

5階の貸会議室エリアには、中小規模会議室に加え、国際会議等の受け入れが可能な大会議室(約500席)を備え、多様な会議・イベントにも柔軟な対応が可能となる。

2~4階のテナントエリア(1フロア有効面積約1122m2)は皇居外苑を正面に望み、四季折々の景色を感じることができる快適で魅力的なオフィススペースを提供する。

<将来の賑わいのイメージ>
将来の賑わいのイメージ

計画建物が所在する丸の内三丁目は有楽町地区に隣接しており、計画が始動することで丸の内三丁目・有楽町地区の賑わいはより一層高まる。

<現在の計画地>
現在の計画地

国家戦略特区制度なども用いて官民連携で推進している丸の内仲通りの活用において、道路空間でワーカーや来訪者がリビングのようにくつろぎ快適に滞留できる場づくりを進化させ、道路と店舗、オフィスの新たな関係構築を図る。

<現在の計画地>
現在の計画地

開発計画概要
所在地:東京都千代田区丸の内3-2ほか
主要用途:事務所・会議室・バンケット・店舗・駐車場等
敷地面積:約9900m2
延床面積:約17万3000m2
開発手法:都市再生特別地区(丸の内三丁目10地区)
容積率:1500%
階数:地下4階、地上30階、塔屋2階
建物:高さ約150m
構造地上:鉄骨造地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
新築工期:2015年11月16日~2018年10月中旬(予定)
竣工予定:2018年10月中旬

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