小田急電鉄／世田谷・池尻中学校跡地の複合施設7／24グランドオープン、飲食も充実

2025年07月02日 15:27 ／店舗

小田急電鉄は7月24日、世田谷区立池尻中学校跡地を活用した複合施設「HOME／WORK VILLAGE（ホームワークヴィレッジ）」（東京都世田谷区）をグランドオープンする。

＜施設外観＞

世田谷区による産業活性化の拠点創出事業の一環として開業するもの。「働く」「遊ぶ」「学ぶ」といった多様な機能を集約させ、地域コミュニティの活性化による賑わいを促進する。オフィス、商業施設、教育・文化施設といった異なる要素が融合し、まちの暮らしと緩やかにつながる施設を目指していく。

＜施設内観＞

4月には、コワーキングスペース、乳幼児から小学生向けのスクール、スモールオフィスなどが先行開業した。現在は、週末を中心に広場や体育館でマルシェやスポーツ体験などのイベントが開催されている。

今回のグランドオープンでは、14店舗が新たに開業。250m2超の広さを誇るカフェ・レストラン「Marked池尻／ GOOD TEMPO -MUSIC, BAR ＆ PLANTS-」や、町の洋食堂をコンセプトとする「洋食api」といった飲食店、クラフトビール醸造所「After School Brewery」などが開く。

＜Marked池尻＞

食堂「Marked池尻／ GOOD TEMPO -MUSIC, BAR ＆ PLANTS-」は、街のCANTEEN（食堂）をテーマに、健康的な定食や味わい深いパン、スイーツなど日常の食を提供するカフェ・レストラン。夜は、お酒と音楽、南国植物を楽しむ空間に変わる新業態となる。

＜洋食api＞

レストラン「洋食api」は、人気酒場「マルコ」、「下北六角」など6店舗を運営する2TAPSによる“町の洋食堂”をコンセプトにした新業態。昼は、銘柄豚のポークジンジャーや懐かしのナポリタンなどの定番の洋食メニューを提供する。夜は、イタリア料理やスペイン料理をベースにしたワインに合う料理が楽しめるという。

＜After School Brewery＞

クラフトビール醸造所「After School Brewery」は、9月上旬に開業する。大人の放課後活動をテーマにしたクラフトビール醸造所で、ホームワークヴィレッジを機に立ち上がった三宿ビール合同会社による1号店。出来たてビールが飲めるタップルームを併設するほか、地域や異業種とのコラボレーションなどの活動も予定している。

このほか飲食・食物販では、施設の総合受付を兼ねるブックラウンジ兼コーヒースタンド「とつとつと」、ワインショップ「APERO VILLAGE」、レストラン「namida」（8月中旬開業）、コーヒー焙煎所「A day in the coffee」（9月上旬開業）、ケータリングの仕込やその場での飲食店営業にも使える「シェアキッチン」（9月上旬開業）が順次オープンしていく。

＜屋内遊び場「PLAY! SETAGAYA」＞

体験施設として、“絵とことば”がテーマの美術館と子どものための屋内広場からなる「PLAY!」のサテライトスペース「PLAY! SETAGAYA」も開業。“作る”をテーマに、親子で楽しむユニークなワークショップなどを開催し、創造性と学びの場を提供する。

そのほか、発達・精神・身体障がいなど多様な背景を持つ職人たちが作る革製品ブランド「UNROOF」、革靴ブランド「NAOT」の直営店「NAOT SETAGAYA」、フラワーショップ「浪漫花店」、ギャラリー／サロン「SUNDAY ISSUE ROOM」（8月中旬開業）、ポッドキャスト収録やライブ配信が行える「配信スタジオ」を導入した。

■HOME／WORK VILLAGE
所在地：東京都世田谷区池尻2-4-5
アクセス：東急田園都市線「池尻大橋駅」から徒歩10分、「三軒茶屋駅」から徒歩16分／バス停「三宿」下車徒歩4分
構造：（校舎棟）鉄筋コンクリート造／（体育館棟）鉄骨鉄筋コンクリート造
延床面積：6318.39m2
参画事業者：世田谷区、散歩社、小田急電鉄、オールドファッション、MIRAI INSTITUTE、まちの研究所、フリー
運営事業者：方方
設計・監理者：ブルースタジオ
施工者：神興建設
ランドスケープ：フォルク
ホームページ：http://www.homeworkvillage.com/
Instagram：https://www.instagram.com/homeworkvillage/