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生乳生産量/2015年度横ばい

2015年01月23日 / 経営

生乳、牛乳乳製品の生産・販売車により組織している一般社団法人Jミルクは1月23日、2015年度の生乳生産量が2014年度と横ばいとなると発表した。

生乳生産量は、北海道では生産の主力となる2~4 歳の乳牛頭数が前年度を超えることから、前年度を上回る(3,871千トン・1.3%増)が、都府県では引き続き減産基調が続き下回る(3,462千トン・1.4%減)見通しで、全国の生乳生産量は、ほぼ前年並み(7,333千トン・0.0%)と見込んでいる。

乳製品の生産量は、脱脂粉乳・バターともに、前年度を上回る(脱脂粉乳127.0千トン・前年比4.7%増、バター63.9千トン・4.7%増)ことが見込まれ、消費量は、脱脂粉乳は143.1千トン、3.6%増)、バターは73.3千トン・2.5%減)見込みで、消費量に対し供給量が下回る状況は、今後も続くと予測している。

今後、生乳生産量の回復を実現していくためには、酪農家の所得を確保する施策や酪農乳業が一体となった取り組みを推進しつつ、酪農家戸数の減少や経営規模縮小に歯止めをかけていくことが必要としている。

脱脂粉乳・バター生産量は、ともに前年度を上回るものの、国内生産量だけでは需要量を下回る状況が続くと見通される。従って、酪農乳業は一体的に生乳生産基盤の維持・拡大に対し、最大限の努力を払っていく必要があるという。

国と酪農乳業が一体となって不足が生じないよう乳製品の安定供給に努めるとともに、需給状況を見極め的確な情報の発信を行っていくことが必要と分析している。

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