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日本通信販売協会/インターネット通販利用者を調査

2008年11月18日 / トピックス

日本通信販売協会は11月17日、インターネット通販利用者実態調査をまとめ発表した。第1弾のグループインタビュー調査に続くもので、詳細な内容は12月中旬に発行するレポートに掲載する。調査結果の概要によると、楽天など大手ショッピングモール利用率は約95%と高いものの、商品によっては実際の店舗で購入する場合が54.7%となるなど、全面的に普及したとは言いがたい局面が見られることも浮き彫りとなった。

今回の調査は、20-59歳のインターネット通販利用者1080人を対象にネット上でアンケート調査した。対象地域は東京都、埼玉、千葉、神奈川の4自治体。調査期間は10月23日-26日の3日間で、実際の調査はビデオリサーチが行った。その結果、インターネット通販の利用頻度は、月1回程度の回答が最も多く33.0%。「月2~3回程度」は28.4%、週3回以上のヘビーユーザーは3.6%となった。

続いて、月平均での購入金額は、「5000円以上1万円未満」が33.6%と最も多く、「5000円未満」の30.2%がこれに続く。「1万円以上3万円未満」のユーザーは27.7%と、それほど高額商品をネットで購入するユーザーは多くないことが分かった。購入した品目では「書籍/雑誌」が49.4%と最も多く、「食料品/飲料(酒類を除く)」も37.1%、「生活雑貨・小物類」が30.5%となった

店舗とインターネット通販のどちらの利用率が多いかとの設問では、書籍・雑誌は、「実際の店舗で購入するほうが多い」との回答が54.7%と半数以上を占めた。一方、「美容・ダイエット食品」、「健康食品」はインターネット通販が店舗を上回っており、インターネット通販が強い分野ができつつあることも伺える結果となった。

通販を利用する場合「楽天市場」、「Amazon.co.jp」、「Yahoo!ショッピング」の3大モール利用率は94.9%と、ほぼ全員が大手モールサイトを利用していた。3大モールサイトの利用率ランキングは「楽天市場」が75.7%、Amazon.co.jpが49.3%、Yahoo!ショッピングが37.7%となっている。

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