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日本通信販売協会/ネット通販購入品は本・コミックが50%とトップ

2009年11月18日 / トピックス

日本通信販売協会は11月18日、「インターネット通販利用者実態調査2009」の調査概要をまとめ発表した。詳細な報告書は12月中旬に刊行する。今回の調査は関東1都3県の20~59歳のインターネット通販利用者1080人を対象に、ビデオリサーチがアンケートを行ったもの。調査企画はメディア開発綜研が担当した。

調査概要によると、パソコンでのインターネット通販利用頻度は、「月1回程度」の回答が最も多く33.8%となった。「月2~3回程度」(27.9%)を合わせると月1~3回程度の通販利用が約6割と、前年と同様の結果となった。「週3回以上」のヘビーユーザーは5.1%で、前年より1.5ポイント増加。ヘビーユーザーは20代の男性では8.1%、女性では8.9%となっている。

月平均での購入金額は、「5000円以上1万円未満」が34.9%と最も多く、それに次いで「5000円未満」が33.6%。購入金額1万円未満の利用者は68.5%と前年比で4.7ポイント増加し、20代の女性が79.3%と多かった。

3万円以上購入する利用者の中心は、40代の男性が中心だった。購入した商品では、「本・雑誌・コミック」(50.7%)がトップ、「食料品/飲料(酒類以外)」(38.7%)が2位とネット通販の購買商品として固定化する傾向が伺える。このほか、「レディース ファッション・靴」(27.5%)は女性の約半数が購入している。

一方、購入場所をリアル店舗とネット通販で比較すると、いずれもリアル店舗での購入の方が圧倒的に多かった。ネット通販での購入がリアル店舗を上回るのは、「CD/DVD/ビデオソフト」(34.4%)、「チケット(スポーツ/コンサート/演劇など)」(31.5%)、「健康食品」(26.5%)など4品目と前年同様の結果となっている。

また、最近利用した代金の支払い手段は、カード決済が最も多く71.8%。カタログ通販なども含めた通販全体の利用者の場合、カード決済は3割程度で、性・年代別では、50代の女性でカード決済の割合が63.7%だった。一方、代金引換の割合は全体よりも高く13.3%となった。しかし、クレジットカード情報の入力に不安を感じているユーザーは49.8%と半数近かった。

今年に利用したネット通販以外の通販は、テレビ通販が5.9%、カタログ通販が22.4%となっている。カタログ通販は男性の9.8%、女性の35.0%が利用しており、女性の方が利用率が高い。特に40代、50 代の女性利用者が40%以上と多く、従来のカタログ通販ユーザーがネット通販も利用するようになった様子が伺える。

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