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日本百貨店協会/全国8ヶ月連続で売上減、売上高6.8%減

2008年11月18日 / 月次

日本百貨店協会は11月18日、全国・東京地区の10月の百貨店売上高概況を発表した。まず全国の10月実績(調査対象92社・281店舗)は、売上高約5845億円(前年比6.8%減)と8ヶ月連続の減少と売上減に歯止めが掛からない状況が続いている。

販売概況では、高温が続き秋物商材に影響が出たほか、買い控え傾向の継続で高額商品を中心に売上が減少。紳士服は9.0%減、婦人服も9.8%減と衣料品は軒並み減少した。最も落ち込みが激しかったのは家電製品で、40.8%減と全カテゴリの中で最大の下落幅を記録。

一方、食品・化粧品は好調に推移し、食品は惣菜が1.7%減となったものの全体では1.6%増、化粧品は0.6%増となった。その他分野は17.2%増と最も伸長した。地区別の動向では、前年比増を記録したエリアはないが、大都市が地方の減少幅を上回った。

続いて東京地区(調査対象13社・28店舗)の状況は、売上高1466億円(8.4%減)とこちらも8ヶ月連続して減少。品目別の売上動向も全国とほぼ同様で、紳士服は10.6%減、婦人服も10.8%減。美術品や宝飾品も20.0%減、家電製品は60.6%減と落ち込みが激しかった。前年比で増加した品目は菓子(2.5%増)、食堂・喫茶(2.3%増)、その他(69.2%増)、化粧品(1.9%増)の4品目だった。

ただ、季節商品のクリスマスケーキや料亭などのおせち料理受注は好調で、このほか紳士服のセールも活況だという。

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