流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





東京都/今夏の食品衛生一斉監視で557件を改善指導

2009年08月27日 / トピックス

東京都福祉保健局は8月26日、6月1日-7月31日に実施した夏の食品衛生一斉監視実施結果の速報値を取りまとめ発表した。

都内の製造施設、販売施設、調理施設などの食品関係営業施設に対し12万835件の立ち入り検査を行い、食品の衛生的な取扱いなどの指導を実施し、8118品目の食品検査の結果、10品目の違反を発見し、必要な措置を行った。

大量調理施設に対する監視指導では、食中毒が発生した際に大規模な患者発生につながる可能性のある弁当屋、仕出し屋、ホテル、集団給食施設等の一度に大量の食品を調理する施設に9518件の立ち入りを実施し、685軒に対し、食品の衛生的な取扱いなどの改善指導をのべ711件実施指導を行った。

また、鶏肉、牛レバーなど食肉を取り扱っている飲食店や食肉販売店などに1万5258件の立ち入りを実施し、547軒に対し、食肉の取扱いなどに関する改善指導をのべ557件実施した。

食品衛生法に基づく表示監視では、期限表示や添加物表示、アレルギー物質表示を中心に、23万3750品目の食品に食品衛生法に基づく表示監視を実施。677品目の食品について、表示の改善を指導した。JAS法などに基づく表示監視では名称、原産地表示等の項目を中心に、5万6315品目の食品に表示の監視を実施。201品目の食品に表示の改善を指導した。

食品などの収去検査では、食品など8118品目に6万8801項目の検査を実施し、10品目・13項目の違反を発見。違反率は0.1%で違反品については、販売禁止や回収の指示などを行い、製造者などを所管する自治体へ通報した。

さらに成分規格、食中毒菌などの細菌検査を3万9597項目で実施し、成分規格を超えるE.coli最確数を検出した生食用岩かきなど、3品目・3項目が法違反となった。

保存料、甘味料、着色料など添加物などの化学検査を2万9273項目実施した結果、表示に記載のない着色料の食用赤色102号を検出した「焼きそば」(弁当類)、指定外添加物(TBHQ(酸化防止剤))を検出した「ゴーヤチップ」(油菓子)など、7品目・10項目が法違反となった。

710品目の輸入食品にも1万1213項目の検査を実施し、表示に記載のないソルビン酸(保存料)を検出した「さくら大根」(酢漬)など2品目・3項目が法違反になった。細菌検査で法違反となった検体はなかった。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧