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いちやまマート/B-1グランプリ優勝の甲府鳥もつ煮が好調

2010年09月28日 / トピックス

新日本スーパーマーケット協会の三科正嗣常任理事(いちやまマート社長)は9月29日、新日本スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の3団体が公表するスーパーマーケット販売統計の発表にあたり、いちやまマート(本社・山梨2008年2月期売上高220億円)の8月と9月の営業概況を報告した。

<三科正嗣いちやまマート社長>

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9月の状況としては、このほど開催されたB級ご当地グルメの祭典B-1グランプリでゴールドグランプリを受賞した甲府鳥もつ煮が好調で、山梨県内では一部のスーパーで品切れが発生しているという。

いちやまマートでは、昨年10月から地域振興の一環として鳥もつ煮の扱いを強化してきたため安定的に商品供給がされており、ブーム前からの取り組みの重要性を指摘した。

8月の概況としては、猛暑効果が前半はプラスに作用し、後半はマイナスに作用したと分析。飲料アイスクリームなどが好調であったが、水産部門、畜産部門が苦戦した。

水産部門では例年8月のお盆ごろから新さんまの販売が始まるが、ことしは水揚げが不振で十分な販売ができなかった。青果部門でも猛暑の影響で相場高がつづき、りんごなどの季節商材の入荷が遅れた。猛暑のため家庭で火を使う調理が減り、惣菜需要が増加、逆に精肉部門が苦戦した。

9月は、チョコレートや米菓といった猛暑で不振であった分野のメーカー在庫を安値で仕入れ特売を仕掛けている。気温の低下とともに鮮魚・青果の商品供給も安定し、秋物需要の伸びが期待できると語った。

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