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トーホー/5店舗閉鎖で売上げ前年割れ、当期利益67.9%減

2008年12月09日 / 決算

トーホーフードサービス、トーホーストアなどを傘下に持つトーホーが12月9日に発表した2009年1月期第3四半期決算によると、売上高1281億1200万円(前期比3.8%増)、営業利益16億3700万円(2.1%増)、経常利益16億3700万円(2.1%増)、経常利益7億7400万円(53.8%減)、当期利益2億2500万円(67.9%減)と利益面で減少を記録した。

事業別の概況は、ディストリビューター事業が売上高809億9200万円(6.2%増)。新規顧客の開拓や既存店販売高の深耕策に注力する一方、新メニューなどの情報提供など提案営業、経費コントロールも強化した。10月には千葉支店を開設し、今後も営業拠点充実化を進める。また、トーホー・パワーラークスと桂食品工業が新たにグループ入りし、売上増に貢献した。

A-プライス事業の売上高は247億9900万円(2.1%減)。既存店5店舗を閉鎖した影響で売上高は前年実績割れとなったが、既存店ベースでは青果取り扱い店舗の拡大や各種販促企画の実施などが奏功し1.0%増と小幅ながら増加を確保。食品スーパー事業は売上高223億2000万円(1.9%増)とこちらも伸びを確保した。9月以降買上げ点数の減少などが見られるようになり、水産部門、惣菜部門の活性化策を強化した。さらに発注精度の向上や欠品防止などロス管理の徹底にも努めた。

通期は、第3四半期の現状を勘案し業績予測値を修正した。修正後の予測値は売上高1730億円(1.1%減)、営業利益25億円(2.0%減)、経常利益15億円(42.3%減)、当期利益5億円(50.0%減)と減収減益に転落する見通し。

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