資生堂/4月の国内売上14%減
2010年06月01日 / 月次
資生堂(2010年3月期売上高:6442億円)が5月31日に発表した4月の月次売上動向によると、国内販売会社の売上高は前年同月比14%減となった。
昨年4月は前年同月比13%減だった。
4月の化粧品市場は、消費マインドの冷え込みが続くなか、全国的に平年に比べて降雨日数が多かったことも影響し、日やけどめ、制汗剤など季節性の強い商品が振るわず市場全体が低迷した。店頭売上も年明け以降のマイナス基調に目立った改善は見られなかった。
第4四半期に積極的な売場づくりを推進した結果、小売側の流通在庫が潤沢なこともあり、出荷はカウンセリング、セルフ、トイレタリーすべての領域において前年を下回った。
個別には、2月に発売した商品が好調な「インテグレート」や「マシェリ」は引き続き伸長したが、美白、日やけどめ、制汗剤の各ブランドが低迷した。