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資生堂/8月の売上7%減

2010年09月30日 / 月次

資生堂(2010年3月期売上高:6442億円)が9月30日に発表した8月の月次売上動向によると、国内販売会社の売上高は前年同月比7%減となった。昨年の8月は9%減だった。

前月に引き続き、猛暑により日やけ止め、デオドラントなどの季節商品が好調に推移したものの、小売側による在庫縮減の動きが継続し、前年を下回った。8月の店頭売上は、おもにセルフ化粧品が伸長し前年並みとなった。

個別には、「リバイタル グラナス」や「dプログラム」などのリレーショナルブランドが堅調に推移したが、「マキアージュ」など中価格帯ブランドが苦戦したカウンセリング化粧品が前年を下回る一方で、セルフ化粧品は「アネッサ」「AG+」などの季節商品や、新製品のヒットが続いている「インテグレート」、新ヘアスタイリング剤を発売した「マシェリ」が好調に推移したことなどから堅調な出荷となった。

トイレタリーは、「シーブリーズ」が好調だったが、「TSUBAKI」が引き続き厳しい競争環境の中で苦戦し、前年を下回った。

これまでのヒット商品を中心に愛用者の獲得と固定化によるロングセラー化を徹底していくことなどによって、重点育成ブランドの競争力を高めていく。日本の低価格帯市場とアジアのマステージ市場を一体化して展開する戦略ブランド「専科」を9月中旬にスタートした。

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