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日本製粉/「高純度セラミド」の生産技術開発、化粧品・医薬品に活用

2014年07月11日 / 商品

日本製粉は、農研機構やオルガノと共同で、米ぬかから95%以上の「高純度セラミド」を工業的に連続生産する技術を開発した。7月9日に発表した。

セラミドは、皮膚に含まれる保湿成分。皮膚への塗布、経口摂取によって保湿などの効果が期待されることから、多様な化粧品、機能性食品の原料として利用されている。

現在、市場に出ているセラミドは、10%程度の低純度品とされ、残り90%の余計な部分である夾雑物(きょうざつぶつ)に由来する色や臭いがあるものもあり、用途が限られるという。

高純度セラミドは、色や臭いがほとんどなく、澱(おり)も生じないため、透明な化粧液や医薬品、研究用途に用いることが可能だ。

新技術は米ぬか以外のものを素材とする植物セラミドにも応用できるという。

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