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矢野経済研究所は5月29日、国内靴・履物小売市場に関する調査結果2014を発表した。調査によると、2014年度の国内靴・履物小売市場は、前年度比0.9%増の1兆3870億円の見込みとなった。
調査における靴・履物とは、貿易統計と工業統計における「革靴」、「ゴム靴」、「ケミカルシューズ」、「サンダル」など、靴・履物に分類される分野の製品を対象とした。
2013年度の国内靴・履物の市場規模は、小売金額ベースで前年度比101.6%の1兆3,750億円と2期連続で増加した。
インポートブランド(シューズ)を中心とした高額商品が、富裕層や中間所得層、訪日外国人観光客への販売で好調に推移しているほか、カジュアルスニーカーのヒットもあり、市場規模は増加している。
2014年度の靴・履物小売市場をアイテム別でみると、スポーツシューズが好調を維持し、5.1%増の5780億円の見込みとなった。
スポーツシューズの中でも多目的シューズは、男女共にカジュアルスニーカーがファッションアイテムのトレンド商品となったため、好調な売れ行きをみせている。
一方で、紳士靴は1.3%減、婦人靴は3.0%減と減少傾向が見込まれ、ベビー・子供靴は横ばいの見込みとなった。