BASEGATE横浜関内/飲食が充実55店舗3/19オープン、横浜文化を継承
2026年03月12日 17:33 / 店舗レポート
三井不動産を代表企業とする8社は3月19日、JR関内駅前にホテル・ライブビューイングアリーナ・商業・オフィスが一体となった大規模複合街区「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」をグランドオープンする。
横浜市旧市庁舎街区を活用する大規模ミクストユース型プロジェクトで、三井不動産のほか鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー(DeNA)、東急、星野リゾートが参画した。商業エリアの運営を東急モールズデベロップメントが担う。
街区の中心にある「ザ ライブ」、村野藤吾設計のモダニズム建築「旧横浜市庁舎行政棟」をコンバージョンした「ザ レガシー」、飲食店を充実させた「スタジアムサイドテラス」と「グリーンウォークテラス」、SM・オフィス・大学など多機能を集積させた「タワー」の各施設内に、新業態17店舗を含む全55店舗がオープンする。
三井不動産は12日に内覧会を開催。植田俊(たかし)社長によると、同街区の名称には「新たな価値創造の起点となり、この街の歴史と未来、人と人、街と街を結ぶ架け橋になりたいという思いを込めた」という。
街区コンセプトは「新旧融合」。旧横浜市庁舎行政棟を保存・活用して、横浜の文化を継承するとともに格式ある景観を形成することをまちづくりの理念として掲げた。
「関内は横浜開港とともに発展をし、明治以降、近代日本経済をけん引してきた象徴的なエリア。横浜の原点とも言える場所だと認識している。その歴史文化に敬意を払いながら、新たな魅力や機能を重ねていくことで、まさに『新旧融合』の街づくりを実現していきたい。街区全体が有機的に連携しながら、歴史ある関内の地から新たな挑戦を発信する」(植田社長)。
横浜スタジアムが同街区に隣接するほか、周辺には桜木町や中華街といった特色のある街並みが広がる。これらをつなぐ回遊のハブとして関内エリアの新たな拠点となり、賑わいの創出を目指す。
飲食が充実
街区の中心にある施設「THE LIVE(ザ ライブ) supported by 大和地所」は、横浜DeNAベイスターズが企画運営する日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ。館内中央に幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンが設置されており、野球を始めとしたさまざまなスポーツの試合や音楽ライブ等のエンターテインメントコンテンツに熱狂しながら飲食を楽しめる。
全10店舗が入居しており、1階には大型LEDビジョンを取り囲むように、焼き鳥・ピザ・ハンバーガー・まぐろ問屋などバラエティ豊かな飲食店が並ぶ。地元の横浜・神奈川を発祥とする店をはじめとして、オリジナリティあふれるメニューが豊富にそろう。
2階には横浜DeNAベイスターズをはじめとした横浜のプロスポーツチームのグッズを扱う「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」が出店する。約2000アイテムを取り扱い、刻印サービスや限定商品の販売など、エンタメ要素を盛り込んだ。
3階にはOICグループのタイシステムが展開する都市型BBQ場「THE BBQ BEACH」もオープン。店内とテラス席、合わせて58席を備える。店内に3台のモニターを設置することでBBQとともにスポーツ観戦もできる環境を整えた。「横浜DeNAベイスターズ」とのコラボレーションメニューの提供も予定している。
横浜スタジアム最寄りの飲食施設となる「スタジアムサイドテラス」1~2階と、隣接する「レガシー」の1階には、34店舗からなる国内最大級の小割飲食ゾーン「スタジアム横バル街」が誕生。人との出会いや会話、賑わいが生まれる店づくりが特徴で、全店がコの字またはL字型のカウンター席を備え、隣り合わせた客同士や店員とのコミュニケーションが生まれる空間デザインにした。
店前の屋外テラス席や、通路に面して置かれた客席など、賑わいが店の外にも広がるつくりになっている。さまざまな利用シーンに応え、夜のハシゴ利用も見込む。全店が参加するイベントを実施するなど、集合体ならではの魅力を生む運営を行う予定だ。
「レガシー」の地下1階~地上2階には、有隣堂が新たな文化発信拠点となる新業態をオープン。本との出会いに加えて、ラウンジのように過ごせるコワーキングスペース、日常を彩るマルシェ、アートと触れ合えるショップ併設の小ギャラリー、洋食が楽しめるダイニングを設けた。
このほかレガシーには「街ナカ」ホテルブランド「OMO7横浜 by 星野リゾート」が4月21日に開業。観光客の直帰率が高い横浜エリアでホテル利用者の拡大を図る。
街区奥側に位置する「タワー」内4階には、DeNAが企画運営する没入型体験施設「ワンダリア横浜 Supported by Umios」が開業。来館者は緑ゆたかな森林や神秘的な深海など、異なるテーマが設定されている6つのゾーンを巡り、日常では体験できないような生き物や自然との出会いを楽しむことができる。
同施設専用の「ワンダリアアプリ」を使うことで、映像に登場する生き物の情報を入手できるほか、生き物を見つけることで達成できるミッションなどを通してゲーム感覚で施設内を探求可能。ミッション達成によって、施設に併設する「ワンダリアカフェ」で使えるクーポンも入手できるという。
タワー内にはこのほか、マルエツが運営する品質にこだわるSM「リンコスBASEGATE関内店」が出店するほか、高層階にオフィス、新産業創造拠点、クリニックなどが登場する。
街区西側「グリーンウォークテラス」には、ニューヨークレストラン「サラベス」が出店。テラス席や個室を設けたほか、限定メニューも提供する。
グリーンウォークテラスにはスターバックスも登場。ティーブランド「TEAVANA(ティバーナ)」の多彩なティービバレッジを用意した。
■BASEGATE横浜関内
開業日:2026年3月19日
所在地:神奈川県横浜市中区港町1-1-1ほか
アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、
横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
敷地面積:約1万6500m2
延床面積:約12万8500m2
各棟主用途:オフィス・大学、新産業創造拠点、エデュテインメント施設、商業施設などシー
設計・施工:鹿島建設、竹中工務店
ランドスケープデザイン:ランドスケープ・プラス
商環境デザイン:Degins JP
https://basegate-yokohama-kannai.com
取材・執筆 古川勝平
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