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丸善、DNPなど/洋書の輸入販売で業務提携

2010年07月01日 / 商品経営

丸善、雄松堂書店、大日本印刷(DNP)は7月1日、洋書や海外の学術研究資料などの輸入・販売等に関して業務提携契約を締結したと発表した。

丸善は1869年の創業以来、海外からの洋書、文具などの輸入・販売を行っている。雄松堂は、西洋稀覯書、学術洋書などの輸入・販売において、輸入学術書の専門店として評価を得ている。2社と、デジタルコンテンツの作成やソリューションの開発など情報技術に強みを持つDNPが提携して、国内の洋書市場の活性化と大学その他の学術機関へのサービス体制の強化を図ることにした。

丸善、雄松堂、DNPは、丸善と雄松堂が持つ洋書の輸入・販売に関するノウハウや経営資源を共有化し、DNPの技術支援のもと、3社協同で新業態や新商品、新サービスの企画・開発などの協業体勢の構築を目的とする業務提携契約を結んだ。3社それぞれが培ったノウハウを相互に活用することで、低迷する日本国内の洋書市場を活性化し、国内最大の洋書取扱いグループの構築を目指すとともに、アジアを中心とする海外市場への進出も検討していく。

業務提携の内容は、洋書・海外学術研究資料の在庫・代理店商品の相互供給、洋古書・稀覯書の在庫管理の一元化、共同での商品企画及び開発・海外交渉、国内外展示会への共同出展、学術資料のデジタル化・デジタルコンテンツの利用を含めたソリューションの開発、国内学術資料の海外販売となっている。

業務提携にともない3年後のシナジー効果として、丸善と雄松堂の共通する既存事業において、2社合計で売上10億円、売上総利益4億円の増加を見込んでいる。

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