アスクル/運賃・人件費膨らみ大幅減益
2008年09月18日 / 決算
アスクルは9月17日、第1四半期(5月21日-8月20日)の決算を発表した。売上高は461億8800万円(前年同期比4.0%増)、営業利益は17億1000万円(33.0%減)、経常利益は17億5100万円(31.5%減)、当期利益は9億9800万円(33.0%減)と、売上高こそ伸長したが利益面で大きく落ち込んだ。
減益の理由は原材料価格の高騰傾向と、次世代ビジネスモデル移行への先行投資による償却負担の増加。販売費・一般管理費が88億8700万円と増加したことが大きく影響した。販売費・一般管理費88億8700万円の内訳で、とりわけ目を引くのは配送運賃の増大。前年同期の16億2200万円(売上比3.7%)から1億3600万円増大し、17億5800万円(3.8%)となった。また人件費も増加傾向にあり、前年同期の9億2300万円(2.1%)から今回は10億9100万円(2.4%)に膨らんだ。
原料価格の高騰に対しては、粗利益率の高いプライベートブランドの拡販と高付加価値商品の拡大で対応。この結果、オフィス家具を除き全カテゴリーで粗利率は前年同期を上回った。最も粗利率が高かったのはその他の商品で13.4%増を記録。主力のOA・パソコン用品でも5.9%増となった。唯一減少したオフィス家具では14.3%減と、落ち込みが激しかった。
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