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アシックス/追徴税額計上で当期利益42%減

2010年02月06日 / 決算

アシックスが2月5日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1642億7200万円(前年同期比11.0%減)、営業利益135億3200万円(27.6%減)、経常利益133億3900万円(17.8%減)、当期利益56億2800万円(42.1%減)となった。

第3四半期は、マーケティング活動としてニューヨークシティマラソンのオフィシャルスポンサーとしての協賛、全日本男子バレーボールチームへのユニフォーム提供など、企業イメージの向上とブランド力の強化を図った。

また、米国の旗艦店「アシックスストアニューヨーク」の展開や、高機能ゴルフシューズ「GELACE」シリーズを発売し、販売力の強化に努めた。

売上高中、国内の売上高はランニングシューズとランニングウエアは好調だったが、ウォーキングシューズやアスレチックウエアが低調で、642億6900万円(5.3%減)。海外売上高は、為替換算レートの影響とヨーロッパでのスポーツスタイルシューズの低調などで1000億300万円(14.4%減)。利益面では、売上高の減少と海外の原価率上昇で営業利益は減益となった。

当期利益は、自社とオーストラリア子会社との間の2005年3月期から2008年3月期までの取引に関する、移転価格税制に基づく更正処分による追徴税額を計上し、大幅な減益となった。

通期は売上高2250億円(7.0%減)、営業利益175億円(22.7%減)、経常利益175億円(16.7%減)、当期利益80億円(38.9%減)を見込んでいる。

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