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シャルレ/事業構造改革遅れ収益減、中間期売上高129億円に下方修正

2008年10月21日 / 決算

カタログ販売大手のシャルレは10月20日、8月12日に発表した2009年3月期中間期・通期の決算予測を修正した。修正理由は、レディースインナーなどの卸売事業で新施策が進まず、代理店との調整や社内的な人材の問題解決に時間が掛かっていること。このため卸売事業は厳守となる見通し。

ただし、先行経費が縮小されたり先送りになったことで、在庫ロスの発生抑制効果が見られ、営業利益、経常利益は上昇する。通期の見通しでは、売上高の落ち込みをカバーするため代理店、特約店向けキャンペーンや追加商品の投入を行うが、やはり計画からの減少は避けられない模様。

利益面では、引き続き営業利益、経常利益で一時的に計画を上回るが、事業構造改革が遅延したため税効果の計算を見直し、法人税等調整額1600万円を計上する。

これらの理由で、修正後の予測値は中間期売上高が129億円(当初予測より1.5%減)、営業利益が13億8000万円(45.3%増)、経常利益が14億4000万円(41.2%増)、当期利益が11億3000万円(24.2%増)と減収増益となる見通し。

通期の業績予測は、売上高中間期売上高が277億円(1.4%減)、営業利益が28億円(47.4%増)、経常利益が29億円(42.9%増)、当期利益が21億円(19.2%減)を見通している。

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