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マックスバリュ東海/売上14.6%増、営業利益36.6%減

2010年01月07日 / 決算

マックスバリュ東海が1月7日に発表した2010年2月期第3四半期業績(非連結)によると、売上高1044億2700万円(14.6%増)、営業利益20億8100万円(36.6%減)、経常利益20億8400万円(37.4%減)、当期利益8億5100万円(26.5%減)となった。

トップバリュは、第1四半期から取り組んできた集合陳列による販売強化が一定の効果を上げるとともに、生活必需品を納得品質・低価格で提供する「ベストプライスBYトップバリュ」の販売も好調に推移したことなどにより、売上高構成比は第3四半期累計期間において9.2%(前年同期7.3%)となった。

イオンの電子マネー「WAON」を順次導入し、WAONカードホルダーの拡大による固定客づくりにも努めた。WAON対応のレジシステムを83店舗に導入し、同システムの導入店舗数は85店舗となった。

売上の確保が厳しい環境のもと、コスト競争力への取組みを一層強化した。イオングループ共同での商品調達の拡大、時間帯別製造の精度向上や値引き・廃棄コントロールの強化によるロス削減などに努めるとともに、管理費・販売費を中心に経費1%削減を目標とする「k-1大作戦」に継続して取り組んだ。

同時に、ローコストオペレーションの実現に向け、部門の壁を取り払い、一体となって効率的に作業を進める「大部屋化」への取組みを推進するとともに、商品カテゴリー単位でのカートラック配送を拡大させ、店内作業の軽減にも取り組んだ。

店舗展開は、新店10店舗を開設し、営業基盤をさらに強化するとともに、老朽化の著しい2店舗を閉鎖した。9月には、イオンリテールから同社が静岡県と愛知県東部エリアで展開するマックスバリュ6店舗を譲り受けたことにより、店舗数は88店舗となった。

同時に、店舗網の拡充に対応するため、11月にイオングループ共通の事業インフラとして開設されたイオン静岡RDC(リージョナル・ディストリビューション・センター)からの商品供給をスタートさせた。

既存店売上高は対前年同期比5.7%減。売上総利益率については、25.8%と対前年同期比で0.4%改善したが、累計期間では25.3%と対前年同期比で0.2%下回った。販売費・一般管理費については、既存店で前年同期実績を下回る一定の成果を上げた。

通期の業績予想については、売上高1439億円、営業利益35億2000万円、経常利益33億5000万円、当期利益14億円の見通し。

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