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メガネスーパー/4月期決算、大幅な値引き販売で当期損失37億円

2009年06月12日 / 決算

メガネスーパーが6月12日に発表した2009年4月期決算によると、売上高は294億2200万円(前年同期比9.3%減)、営業損失2億5700万円(前期は3億4700万円の営業損失)、経常損失4億3300万円(4億2800万円の経常損失)、当期損失37億7000万円(26億500万円の当期利益)の減収減益となった。

最大5000円で下取りする「善意の下取りセール」のセールを開催。ネット通販強化のため、既存のコンタクト顧客を中心にウェブ通販サイトのダイレクトメールを発信し、通販サイトの紹介と顧客の掘り起こしに注力した。

レンズ価格表を改定し、販売力の向上を図った。商品面では、コンタクトレンズや補聴器で特別企画商品の販売像に努め、一流メーカーのレンズの半額値引きセールも実施した。

経費面では、経費削減施策により経費執行率を抑制。販売費、人件費と一般管理費の抑制が図られ2億2100万円の経費削減ができたことで、4億1300万円の改善が見られた。

店舗面では、事業再生計画に基づき同期の出店は25店舗(眼鏡専科17店舗を含む)、移転7店舗(ハッチ1店舗を含む)、閉店151店舗(眼鏡専科8店舗、ハッチ21店舗を含む)と大幅な閉店を実施した。

しかし、競争激化による単価下落を販売件数でカバーできず、大幅な割引販売で売上総利益率が悪化。減収減益となった。さらに、静岡県・山梨県に保有するホテル2物件と社宅を売却し、遊休資産・事業用資産を売却予定資産に変更したため6億500万円の減損が発生し当期利益に影響した。

来期は売上高265億4000万円(9.8%増)、営業利益6億円、経常利益4億円、当期利益1億7000万円を見込んでいる。

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