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京樽/売上高13.7%減、営業損失3億円

2009年08月10日 / 決算

京樽が8月7日に発表した2009年12月期第2四半期決算によると、売上高は136億4100万円(前年同期比13.7%減)、営業損失3億100万円(前期は1億1600万円の営業損失)、経常損失2億7000万円(8100万円の経常損失)、当期損失2億1100万円(2億1100万円の当期損失)となった。

事業別の概況は、テイクアウト事業では京樽で、夕方以降の江戸前鮨の販売強化、上方鮨のブラッシュアップ、各種キャンペーンや旬の食材を用いたちらし鮨や弁当等を販売した。

このほか、母の日・父の日に向けた懐石弁当も販売。既存店売上高は、昨年3月に実施した価格改定の反動などで7.6%減と減少した。店舗状況は、京樽3店など計5店を出店し、不採算などで6店を退店し、272店となった。テイクアウト事業の売上高は74億6000万円、営業利益は3億900万円となった。

イートイン事業では、各業態の特徴に合わせ生、旬、産地にこだわった食材を用いたフェアを展開した。また、レストランからの乗り換えフォーマットである「うおえもん」の業態確立のため、オペレーションの見直しや商品入替えを進め、レーン上の寿司の鮮度管理などを行うシステムを導入。

既存店売上高は、景気低迷などで客数・客単価が減少し、9.0%減を記録。店舗状況は海鮮三崎港5店、うおえもん2店など計8店を出店し、不採算店2店を退店したため101店となった。同事業の売上高は50億3300万円、営業利益は1億3100万円。

その他の事業では、外商事業で各種法人との大口契約や駅売店への弁当納品などの受注が増加。子会社の新杵は、工場部門の効率化、販管費の圧縮などで利益改善が進展した。店舗状況は1店を出店し不採算で1店を退店したため27店となった。売上高は11億6000万円、営業利益は6300万円だった。

通期は売上高280億円(11.1%減)、営業利益2億円、経常利益2億3000万円、当期利益2億2000万円を見込んでいる。

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