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セキド/売上高13%減、営業損失2億2300万円

2009年09月25日 / 決算

セキドが9月25日発表した2010年2月期第2四半期業績(非連結)によると、売上高95億8300万円(前年同期比13.1%減)、営業損失2億2300万円(前期は1億2100万円の営業損失)、経常損失2億3000万円(1億2700万円の経常損失)、当期損失2億7100万円(1億4100万円の当期損失)となった。

顧客データベースをもとにしたデータベースマーケティングの強化に取組んだ。2000年4月にスタートしたLPC(ラブ・プラス・クラブ)カードにより蓄積された顧客情報や利用履歴をカテゴリー別に分類することで、反応率の高い販促施策を実施することが可能となった。販促コストの抑制につながっている。

チラシ販促を抑えつつ、顧客データベースの活用によるDM、顧客向けの販売促進イベント、高付加価値商品の重点販売キャンペーンを行うなど、顧客とのコミュニケーションを深める提案型営業施策を推進した。

新規店舗の出店を再開し、ファッション部門で3店舗、家電部門で1店舗の新規店舗を出店。冷夏の影響によりエアコンを中心とする季節商品などが低迷し、業績は計画を下回った。

ファッション部門では1か月程度の稼動ながら新規店舗3店舗の出店による増収効果はあったが、個人消費低迷の影響に加えゴールデンウィークや夏のボーナス商戦期にETC割引の影響で消費が行楽に向かったことや新型インフルエンザ騒動などが響き、前年同期比で15.4%の減収。

家電部門では、オール電化関連商品や太陽光発電システムの販売が好調に推移したこと、エコポイント制度導入による薄型テレビなどの売上増加、7月の新規店舗1店舗の
出店による増収効果はあったが、冷夏によるエアコンの落ち込みが大きく響き、10.4%の減収となった。

利益面ではチラシ販促を抑えたことや高付加価値商品の重点販売キャンペーン推進による売上総利益率の向上が見られた。販売管理費についても、チラシ販促の抑制に加え、間接部門の人員を直接部門に振向けるなど、人件費を抑えることに努めるなど、コスト削減に取り組んだが、売上高減少による売上総利益額の減少を補いきれず、損失が増大した。

通期の業績予想は、売上高220億円、営業利益1億1000万円、経常利益1億円、当期利益5000万円の見通し。

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