日本マクドナルドHD/売上好調で当期利益は50%増
2008年11月07日 / 決算
日本マクドナルドホールディングスが11月6日に発表した2008年12月期第3四半期決算によると、売上高は3078億1100万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は142億5000万円(3.2%増)、経常利益は135億6200万円(3.2%増)、当期利益は97億8500万円(49.7%増)と増益増収となった。
店舗の状況をみると、直営店舗では42店を新規出店し、52店を閉店したため、総店舗数は2494店舗。一方、フランチャイズ店舗については14店を新規出店し、11店を閉店したため、総店舗数は1245店舗。
既存店の売上高は前年比2.9%増で、既存店客数では前年比5.2%増。また、システムワイドセールス(直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高)は3847億5700万円(3.6%増)。これらの結果、グループ全体の売上高は3.7%増となった。
経費面では、原材料費の高騰やアルバイトの時給の上昇などがあったが、販売価格の見直しや生産性の向上で売上総利益の売上高比率は前年同期比0.4ポイント改善した。
販売費と一般管理費では、マーケティング投資と、インフラシステムを整えるためのIT投資を行い、対前年比26億2600万円の増加となった。
このほか、連結子会社の日本マクドナルドと日本トイザらス間での訴訟が解決し、特別利益として和解金収入13億7800万円を計上したほか、日本トイザらスなどの株式を売却し、投資有価証券売却益を25億8200万円を計上したことで、当期利益は前年同期比49.7%増。
通期の見通しは、売上高は4120億円、営業利益は195億円、経常利益は175億円、当期利益は115億円を見込んでいる。