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東京スタイル/2月期増収減益

2009年04月19日 / 決算

東京スタイルが4月17日に発表した2009年2月期決算によると売上高は626億8300万円(前年同期比11.5%増)、営業利益26億6200万円(20.4%減)、経常利益6億2100万円(83.1%減)だが、有価証券などの評価損と厚生年金基金からの脱退費用を計上したため当期損失は93億9100万円となった。

営業面では、東京スタイルグループとして、直営路面店やファッションビル・駅ビルなど百貨店販路以外のマーケットへの攻勢を図ると同時に、取引条件の見直しや店頭販売員の効率的配置による人件費の削減など、様々な営業施策を講じた。

中国、香港、台湾を中心とするアジアは、主要各都市に積極的なショップ展開を行ったが、アジア市場も世界的な景気後退の影響を免れないことから、現在は特に、収益性を重視した店舗戦略を推し進めている。

グループ総合力は、セレクトショップを展開するナノ・ユニバース、ストリート系カジュアルのステューシーを扱うジャックに加えて、メンズカジュアルのトルネードマートなどのブランドを販売するスピックインターナショナルを、昨年の4月にM&Aにより子会社化した。

次期の通期業績は売上高335億円、営業利益8億円、経常利益36億5000万円、当期利益21億9000万円を見込んでいる。

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