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東京スタイル/2月期は増収増益も当期損失103億円

2011年04月19日 / 決算

東京スタイルが4月14日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は558億9000万円(前年同期比7.1%増)、営業利益4億5300万円(7.4%増)、経常損失13億8400万円(前期は42億8100万円の経常利益)、当期損失103億7400万円(7億4000万円の純利益)となった。
新ブランドとして、2010年の初夏物から参入したテレビ通販向けの「パートネール」をはじめ、秋冬物から、主販路である百貨店市場に向けた「オートヒッピー」と、新販路である都市型商業施設に向けた「ラヴドゥローズ」をスタートした。
今春物からは、百貨店のミッシーゾーンに向けてテイストの異なる2つの新ブランド、「ココフク」と「ツールフェイス」を展開した。
海外戦略では、中国市場を国内と同等に位置付けて積極的な出店と販路の多様化を進めており、新ブランド「ラヴドゥローズ」の日本と中国・香港での同時発売をはじめ、中国の婦人アパレルである「北京子苞米時装有限公司」をグループに迎えることで、中国全域への商圏拡大の地歩を固めた。
生産面では、2011年1月に中国で3つ目の自社工場を稼働した。増収増益となったものの、経常損益は急激な円高による評価損で損失を計上、純損益は繰延税金資産の取り崩しにより損失となった。
また、サンエー・インターナショナルと株式移転の方法により2011年6月1日付で共同持株会社「TSIホールディングス」を設立し経営統合することに合意し、株式移転契約を締結するとともに株式移転計画を共同で作成した。
来期は、売上高615億円(10.0%増)、営業利益3億円(33.8%減)、経常利益17億円(-)、当期利益2億円(-)の見通し。

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