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東武ストア/2月期の売上高1.9%増、当期利益2.3%増

2009年04月14日 / 決算

東武ストアが4月13日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は824億5600万円(前年同期比1.9%増)、営業利益21億6300万円(7.0%減)、経常利益23億8800万円(4.3%減)、当期利益20億4200万円(2.3%増)の増収減益となった。

事業別の概況は、小売業の売上高が794億4300万円(1.6%増)で、店舗面では、ことし1月23日に蘇我店(売場面積1465㎡)、2月13日に佐倉石川店(1335㎡)を開設。並行して食品部門の販売力強化を目的に小豆沢店、新柏店など5店舗を改装した。また、ナイトマーケットを拡大し、年度末で24時間営業が27店舗、23時以降まで営業の店舗が16店舗の43店舗となった。これで全52店舗中8割強が24時間か深夜営業の店舗となっている。

商品面では「美味しさ」、「地産地消」、「健康・安心・安全」にこだわった商品、生鮮食品や日配食品で卓越した鮮度の良い商品を提供し、鮮度強化のイメージを確立。競合店との差別化を図った。

分かりやすい表示、分かりやすい商品説明と試食販売や実演販売を実施し、販売員の接客と技能のレベルアップも図った。

私鉄系チェーンストア8社が共同で企画開発した「Vマーク商品」の拡販にも努め、高品質で値頃感があることから来店客の支持を得、粗利益率の改善に大きく貢献したという。

経費面では電気使用量の削減に努め、経営コンサルタントの指導の下に、器具備品や設備投資などでの経費削減を行った。人材面では店舗の要となる部門マネージャーの育成を目的としたマネージャー・スキルアップ・プログラムでのマネージャー育成のピッチを上げ、新店開設に向けて積極的に通年採用を行った。

一方、外部の専門機関による店舗オペレーションの定期的な遂行度調査を実施し、遂行度の低い店舗の改善を図り、顧客満足度アップに努めた。自社店舗を中心にファストフード店、インストアベーカリーなどを運営している東武フーズでは、ローコストオペレーションを追求し安定した利益を確保できる企業体質の強化に努めた。

次期は売上高870億円(5.5%増)、営業利益21億円(2.9%減)、経常利益23億円(3.7%減)、当期利益20億円(2.1%減)の見通し。 

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