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神戸物産/2010年10月期の営業利益2.7倍

2010年12月16日 / 決算

神戸物産が12月16日に発表した2010年10月決算によると、売上高は1382億3400万円(前年同期比9.7%増)、営業利益28億5100万円(173.8%増)、経常利益28億4300万円(293.6%増)、当期利益9億4800万円(188.2%増)となった。
原材料の調達から商品の製造、加工、販売までを行う製販一体システムを強化するため、国内外の10社13工場の製造コスト削減と効率化を図り、「安全・安心」を追求したオリジナル商品の開発に取り組んだ。
業務スーパー事業の売上高は1377億5700万円となった。デフレによる市場環境の中、低価格、高品質な商品を求める消費者ニーズに対応するため、オリジナル商品を中心に構成した「業務スーパー生誕10周年記念セール」「10周年記念決算セール」などの販売施策の実施により順調に客足を伸ばしたことで、当社から業務スーパー店舗への商品出荷実績は前年対比で10%増となり好調に推移した。
業務スーパー47店舗を出店、11店舗の退店、純増36店舗で、総店舗数は543店舗となった。
神戸クック事業の売上高は10億7600万円だった。グループ工場にて加工した食材を「パーツ」として店舗で組み合わせる「パーツアッセンブル方式」の店内調理システムを確立したことで調理工程の簡素化、食材廃棄ロスの低減、リーズナブルな提供価格を実現した。
中食と食品物販の融合店である「Green’sK」の新規出店が7店舗あり、総店舗数は全国で8店舗、外食店舗である「神戸クックワールドビュッフェ」は新規出店が1店舗あり、総店舗数は全国で11店舗となった。
来期は、売上高1450億円(4.9%増)、営業利益30億2000万円(5.9%増)、経常利益29億2000万円(2.7%増)、当期利益16億円(68.7%増)の見通し。

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