イオン、ウエルシア薬局/東京大学と協働でフレイル予防・対策の実証を開始
2026年03月09日 13:17 / 経営
国立大学法人東京大学、イオン、ウエルシア薬局の3者は3月9日、フレイルの予防・対策に関する共同研究契約を締結した。
地域住民の健康寿命延伸に向けた社会課題解決の取り組みとして、4月よりウエルシア薬局の店舗におけるフレイル予防・対策の地域高齢者支援の効果実証を、千葉県の20店舗で開始。その後6カ月で、約750店舗の薬剤師へのフレイル予防・対策に関する教育も実施する。
フレイルとは、年齢を重ねて身体や心が衰えた状態のことを指す。放置していると要介護状態に至る恐れがある。このうち、口の衰えに早期から気づき対処する必要のあるオーラルフレイルに対する認知は、まだ社会で十分に浸透していない。
従来、自治体などが実施するフレイル測定会は、会場へ来る意欲の高い人が中心となりやすく、既にフレイル傾向のある人や多剤服用(ポリファーマシー)の人など、支援の必要性が高い層に届きにくいという課題があった。
今回の実証では、日常的に来局機会のある「薬局」を起点に、フレイル・オーラルフレイル領域の第一人者である飯島勝矢氏(東京大学高齢社会総合研究機構機構長・未来ビジョン研究センター教授)の知見を活かし、フレイルおよび、オーラルフレイルのチェック・簡易測定を行う。薬剤師が日常業務の中で介入するモデルの有効性を検証する。
イオンとウエルシア薬局は、この取り組みをフレイル・オーラルフレイル・ポリファーマシー対策を包含した「次世代型かかりつけ薬局モデル」と位置付けた。測定結果を数値として可視化することで、根拠に基づく介入を可能にし、多職種連携(医科・歯科への情報提供など)を促進するという。
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