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CFSコーポレーション/売上高1097億円、経費抑制効果で営業利益4.4倍

2008年12月25日 / 決算

CFSコーポレーションは12月25日、2009年2月期の第3四半期の業績は、売上高は1,097億6700万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は10億8100万円(4.4倍)、経常利益は11億1600万円(3倍)、当期利益は5億7000万円(前年同期は3400万円の損失)とそれぞれ前年同期に比べ改善した。

同期は、地域特性に応じた品揃え、求め易い価格の実現に取り組んだ結果、買上点数と来店客数を伸ばし、売上高については前年同期を上回った。

販売費と一般管理費は、今期の最重要取組課題である構造改革の一環として不採算店の閉鎖などを着実にすすめたことや経費抑制の効果が浸透したことなどから総じて削減することができた。

店舗は、平成20年9月に「ハックドラッグ万福寺店」(川崎市麻生区)を出店し、また、調剤強化策の一環としてドラッグストア店舗内に調剤薬局1店舗を新たに開設した。

一方、不採算店舗3店舗の閉鎖を実施し、これらにより今期累計の出店数は4店舗、閉店数は11店舗となった。また、5月に発足したイオンとの業務提携委員会は、同社の経営資源を最大限に活用するための具体的な諸施策として、プライベートブランド商品(トップバリュ)の導入、資材の共同仕入、人財交流などを図り、これらを通じ中長期的な成長基盤の確立と企業価値向上の早期実現に努めいる。

これらの結果、当期は、中期3ケ年経営計画の初年度における構造改革をはじめとする諸課題に着実に取り組み、新たなる成長戦略へ向けて業績回復と収益基盤の整備を図った。

具体的には、引き続き既存店舗の収益回復を最優先の課題とし、調剤併設化への対応を含めた改装を実施していく一方、不採算店舗については閉鎖やリロケーションなどの抜本的な施策を打ってきている。

新規出店は、平成20年12月に静岡東部の近隣型商業施設(静岡県田方郡函南町)内に「キミサワ函南店」、「ハックドラッグルピア函南店」を同時に開店し、通期ではドラッグストア4店舗、スーパーマーケット2店舗となる見込み。

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