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イオンモール/既存店の健闘などで増収増益、売上高50.4%増

2008年12月25日 / 決算

イオンモールが12月25日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高933億9400万円(50.4%増)、営業利益253億1800万円(32.4%増)、経常利益246億1700万円(35.5%増)、当期利益145億8100万円(33.1%増)の増収増益となった。

同期は既存ショッピングセンターの増床・リニューアルとサービス力向上に務めた。また10月にはイオンレイクタウン(埼玉県越谷市)、11月にはイオン北京中国商城ショッピングセンター(北京市)をそれぞれ開店。

11月26日にはイオンモール草津(滋賀県)、12月1日にはイオンモールMiELL都城駅前(宮崎県)がダイエー都城店の建替えに伴い、その敷地に開店した。このほか、イオンモール橿原アルル(奈良県)など3店舗で増床や専門店の入れ替えを実施しリニューアルオープンした。

売上高は、保険代理店事業を2月21日にイオン保険サービスに分割したことで、16億7100万円減少したが、既存店(25店舗)ベースでは4億2600円増加し、479億9400万円(0.9%増)と増加。さらに2007年8月21日に合併したダイヤモンドシティの合併による増加270億700万円、3店舗の新規ショッピングセンターの寄与による増加55億3000万円も加わり50.4%増となった。

営業総利益は334億6900万円(33.3%増)の大幅増となったが、事業規模の拡大で営業原価が増加。販売費・一般管理費も、新規開発物件や中国でのモール・ビジネス展開の取組みなどでこちらも増加した。営業利益率は効率化の推進で27.1%に向上している。

このほか、電子マネー導入などのショッピングセンターの会計システム統合に伴う旧会計システムなどのリース解約損1億8600万円が発生。さらに、既存ショッピングセンター増床・リニューアルなどの固定資産除却など8億3100万円を計上した。反面持分法適用関連会社1社の投資利益1億6400万円、ショッピングセンター開設時の建設協力金関連など受取利息4億3100万円などの計上もあり、経常利益も35.5%増を記録した。

通期は売上高1300億円(34.3%増)、営業利益410億円(29.6億円)、経常利益400億円(30.4%増)、当期利益210億円と引き続き増収増益を見通している。

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