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良品計画/2月期は増収も在庫不足で営業減益

2011年04月13日 / 決算

良品計画が4月13日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は1697億4800万円(前年同期比3.3%増)、営業利益139億円(1.7%減)、経常利益142億2900万円(2.6%減)、当期利益78億5900万円(4.7%増)となった。
商品別販売実績は、衣服・雑貨542億8500万円(1.7%減)、生活雑貨917億1300万円(4.7%増)、食品153億7000万円(9.5%増)、その他77億6700万円(13.1%増)。
衣服・雑貨は春夏商品の在庫不足を9月以降の秋冬商品の仕入で改善し、新しいサイズ展開や昨年度好調だった「ぬくもりインナー・温調シリーズ」や「首のチクチクを抑えたタートルネックセーター」などの戦略商品のアイテム拡充と店頭でのボリューム展開により、主力商品である紳士・婦人ウェアの売上は回復基調となった。 生活雑貨では、「壁に付けられる家具」や「スタッキングシェルフ」など独自性のある商品や「木製ベッドフレーム」、「高密度ポケットコイルマットレス」など素材や機能を追求した高単価商品などの家具は売上が上昇したが、ファブリックスは引き続き不振のため全体における売上は伸び悩んだ。 
食品では、2010年度からのカレーやパスタソースなどのレトルト商品を含む調味加工の好調に続き、主力の菓子や猛暑による飲料の売上の上昇などにも支えられ、全体で既存店での売上は昨年度を超えた。 
チャネル別では、8月まではライセンストストアや西友などのショップ形態の供給先において衣服・雑貨の在庫不足など直営店と同様に苦戦したが、秋以降の在庫拡充とともに上昇し、店頭売上高と供給高はともに伸長した。ファミリーマートは展開アイテムの見直しの効果により9月以降伸長した。 
ネットストアは在庫不足と価格プロモーションの減少の影響もあり、厳しい結果となった。 国内の出退店は、ヘルス&ビューティー商品の開発テスト店舗としての「MUJI BEAUTY 福岡パルコ」や2010年度より出店した新しい小型店の「MUJIcomアトレヴィ巣鴨」などを含め、27店(全て直営店)を新設、売場の効率改善目的での面積拡縮で15店(うち、直営店13店)を改装、置き換えを含め7店(うち、直営店1店)を閉鎖した。
期末の総店舗数(カフェ・ミール、キャンプ場は除く)は359店舗(うち、直営店238店舗)、総売場面積は26万1431㎡(うち、直営店18万1456㎡)となった。 また、海外店舗の総店舗数は134店舗となった。
通期は、売上高1728億6000万円(1.8%増)、営業利益135億5000万円(2.5%減)、経常利益140億2000万円(1.5%減)、当期利益79億5000万円(1.1%増)の見通し。

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