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ファーストリテイリング/9~11月の営業利益2.8%減、海外売上高59%増

2012年01月12日 / 決算

ファーストリテイリングが1月12日に発表した2012年8月期第1四半期決算は、売上高2726億8800万円(前年同期比8.6%増)、営業利益484億4500万円(2.8%減)、経常利益484億1800万円(0.5%増)、当期利益311億4800万円(37.2%増)となった。
国内ユニクロ事業の売上高は1900億円(0.2%増)、営業利益376億円(10.3%減)だった。
第1四半期連結累計期間は気温が高く推移したことで、秋冬販売の動きが鈍く既存店売上高は4.0%の減収となったが、国内ユニクロ事業全体の売上高では、期末の直営店舗数が前年同期末比で28店舗増加したことから、0.2%増収となった。
売上総利益率は、値引率のコントロールを強化したが、綿花を中心とする素材価格や、中国の製造コストの上昇による原価率の上昇を相殺することができず、2.4ポイント低下した。
国内ユニクロ事業の出店では、スクラップ・アンド・ビルドによる店舗の大型化を進めており、大型店舗を14店出店し、11月末の国内ユニクロの店舗数はフランチャイズ店22店を含み853店となった。
ユニクロと東レの協働開発で生まれたウルトラライトダウンは、軽さと暖かさを両立した画期的な商品として非常に好調な売れ行きとなった。ウルトラライトダウンは今秋冬シーズンでは前年に比べて生産量を2.5倍に増やした。
ヒートテックも増産を実施しており、今秋冬シーズンにおけるヒートテックの生産数量は前年の8000万点から1億点(海外ユニクロでの販売数量を含む)に拡大した。
通期は、売上高9370億円(14.2%増)、営業利益1305億円(12.1%増)、経常利益1255億円(17.2%増)、当期利益700億円(28.8%増)の見通し。

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