流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





資生堂/通期は減収見込みに、中国事業も低調

2013年01月31日 / 決算

資生堂は1月31日、2013年3月期の通期業績予想を下方修正した。売上高を従来予想の7000億円から6800億円(前期比0.3%減)に、営業利益を400億円から245億円(37.4%減)に、経常利益を400億円から255億円(35.3%減)に、純利益を220億円から105億円(27.7%減)にそれぞれ引き下げた。

4~12月期の業績が低迷したことに加え、第4四半期の海外における売上動向などを考慮した。さらに、生産・研究開発拠点の再編に伴う固定資産の減損損失などで特別損失約60億円を第4四半期に計上する予定であることも反映した。

同日発表した第3四半期(4~12月)決算で、売上高は4847億8800万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は91億5100万円(65.8%減)、経常利益は100億9000万円(62.6%減)、純利益は45億6100万円(21.0%減)だった。

海外事業において、グローバル基幹ブランドの「SHISEIDO」、メーキャップアーティストブランド「NARS」、欧州におけるフレグランス事業が好調に推移した。一方、日本製品に対する買い控えの影響により中国事業が低調だった。円高傾向が続いたことも重しとなった。

利益面では、国内における売上減に伴う差益減に加え、国内外でのカウンター投資や広告宣伝の強化などが営業利益を圧迫した。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧