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農水省/アニュー中日本に不適正表示で行政指導

2009年12月04日 / 商品

農林水産省は12月4日、アニュー中日本の勝川店が販売するにんじんなど農産物で、事実と異なる原産地を表示し販売していたことを確認したため、アニュー中日本にJAS法に基づく行政指導を行った。

今回の不適正表示は、農林水産省東海農政局が実施した表示状況調査で、勝川店が販売するにんじんなどに不適正表示の疑義が生じたことから発覚した。

東海農政局が10月23日・27日に勝川店に、11月26日にアニュー中日本に調査を実施した結果、勝川店が熊本県、埼玉県、北海道などで産出するにんじんを「静岡産」と事実と異なる原産地を表示し、3月12日から10月23日までの約7か月間に348kgを一般消費者へ販売したことを確認した。

この期間中、9月15日から24日までに仕入れた新潟県産にんじん30kgを、農薬を使用していたにもかかわらず、「農薬回数:0回」と表示したほか、熊本県産みかん、熊本県産さつまいも、愛知県産長ネギの名称と原産地を表示せず、一般消費者へ販売していた。また群馬県渋川市産にら、香川県産ミニトマトでも不適正表示のまま販売していた。

同省はこれらの行為が生鮮食品品質表示基準の第4条第1項第2号及び第6条第2号などの規定に違反するとして、適正な表示への是正、不適正表示の原因究明とチェック体制の強化などを指導した。

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