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ナノ・メディア/ストア連動型販促プラットフォーム提供

2010年04月19日 / IT・システム

ナノ・メディアは4月19日、ストア連動型販促プラットフォームの提供を開始すると発表した。

顧客の属性情報やPOSデータ、デジタルサイネージ、FeliCaを活用する。各種情報を管理・解析し、解析結果と携帯電話やFeliCa機能付デジタルサイネージを組み合わせたストア連動型の販促プラットフォーム。

小売店への導入によって、顧客満足度の向上や販売機会の増加、メーカーとの連携によるトータルプロモーションを目指す。

消費者行動の変化により、企業のマーケティング手法が、マス広告からパーソナルセールスプロモーションへとシフトしている。だが、現在でも多くの小売店が折込チラシなどの従来型マス広告に依存しおり、顧客の属性情報や購買データを蓄積している小売店であっても、有効なプロモーション手段を持たないために、情報の効率的な活用が不十分な場合が大半だ。

同社のストア連動型販促プラットフォームは、事前登録したFeliCa機能付携帯電話の利用客を対象に、顧客のPOSデータ(購買履歴)と属性情報を解析する。

解析結果を基に、それぞれの顧客の嗜好に合わせた情報を、最適なタイミングで携帯電話や専用WEBページに告知するとともに、クーポン等の特典を配信する。店頭ではデジタルサイネージを設置し、FeliCa機能付携帯電話をタッチすることにより、即時に個人認証を実施。顧客に有効なサイネージ広告や購買につながるクーポンを配信する。

来店頻度の向上や販売機会の増加のほか、各種データの解析結果を基にしたメーカーとの効果的な共同セールスプロモーションにより、小売店の売上増加を目指す。

ナノ・メディアは4月19日から6月20日まで東京都内のドラッグストアにて効果検証テストを行い、順次、本格導入する小売店を拡大していく。

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