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小田急百貨店/50万明細から必要な情報を4分で出力

2009年07月27日 / IT・システム

富士通ビー・エス・シーは7月27日、小田急百貨店が、基幹業務システムをメインフレームからオープン系システムへ移行し、基幹業務システムの中核である商品勘定システムのIT基盤に、富士通ビー・エス・シーが開発・販売するオンメモリデータベース製品「Oh-Pa 1/3 Data Server(オーパ・ワンサード データ サーバ)」を採用したと発表した。

オンメモリデータベースを使用することで、ディスクへのアクセスではなく処理の速いメモリ上にすべてのデータを置くことにより、大量のデータを高速処理することができる。50万明細以上ある前日の売上情報から、日々出力する分析用帳票を約4分で出力することが可能となった。オープン系システムに移行したことにより、各店舗での商品の販売状況をWEBオンラインで把握できるなど、必要な情報の参照が以前より速くなり、日々の販売戦略立案などの効率化を実現する。

新商品勘定システムのオープン系システムへの構築は、富士通と富士通システムソリューションズが担当した。

小田急百貨店は、日々発生する売上・仕入情報をメインフレームの商品勘定システムで収集し、さまざまな分析に活用していた。取扱う商品の増大によるデータ量の増加や、競争力向上のため売上情報分析も多様化しているため、データ処理時間が増大するという課題があった。販売戦略立案用に出力する分析用帳票の出力処理時間の短縮や、各店舗から販売状況をWEBオンラインで確認できるようにするなど、オープン系の特長を活かした新商品勘定システムに刷新した。

システム刷新により、各店舗での商品の状況確認をWEBオンラインで実施できたり、分析用帳票が短時間で出力できることで前日の売上状況を反映した販売戦略をタイムラグなく立てられたり、在庫や利益などもリアルタイムで確認することが可能となった。

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