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凸版印刷/スーパーなど向け次世代ICカードを量産

2010年10月05日 / IT・システム

凸版印刷は10月7日、高精細・フルカラー液晶ディスプレイを搭載したNFC対応の高機能非接触ICカードを、東京国際フォーラムで開催の「FIT2010(金融国際情報技術展)」のトッパンブースで展示を行う。

NFCは、13.56MHz帯の周波数を利用した近距離無線通信規格。新しいカードは次世代ICカードのコンセプトモデルとしての位置付け。

凸版印刷は薄型化や搭載電池の改良、動画表示の対応など開発を進め、流通業界などの会員証やポイントカード、交通事業者の交通カードなど向けに、2011年度の量産開始を目指す。

従来の非接触ICカードでは、カード内の情報をその場ですぐに確認することができない課題があった。同社は、ICカードにディスプレイを搭載するとともに電池を内蔵し、カード内の情報をカード単体で確認できる仕組みを実現した。

新しいカードでは、搭載した高精細・フルカラーの液晶ディスプレイでICチップ内の残高やポイント、カラフルなデザインのクーポンなどを瞬時に表示することができる。

販売ターゲットは、スーパー、百貨店、アミューズメント、ゲーム業界、交通事業者など。

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