資生堂／電通リテールマーケティングと、店頭メンテナンス担う子会社設立

2013年06月03日／ IT・システム

資生堂は6月3日、電通リテールマーケティングと共同で、店頭メンテナンス機能を担う新会社「ジャパンリテールイノベーション」を7月に設立すると発表した。出資比率は、資生堂が97％、電通リテールマーケティングが3％。

10月から、組織小売業を中心に店頭への情報提供や店頭メンテナンス業務などの事業を開始する。

近年、国内化粧品市場では、消費者の購買行動の多様化や、異業種からの参入などにより、競争が激化している。

なかでも、化粧品の販路として大きなウエイトを占める組織小売業への対応では、高い専門性が求められるほか、常に“鮮度の高い”売り場を維持することが必要とされるという。

こうした事情を踏まえ、組織小売業への対応強化を目的とした新会社を設立する。

共同出資する電通リテールマーケティングは、組織小売業に関するデータベースの分析や編集に加え、店頭メンテナンスのノウハウを持つとされる。

新会社では、専門的かつ集中的に、店頭への情報提供や店頭メンテナンス業務をローコストで実行する。消費者や流通視点に立ったデータベースによる提案活動を推進するという。

■新会社の概要
本店所在地：東京都中央区銀座7－5－5
設立年月日：2013年7月1日
主な事業：資生堂販売からの店頭メンテナンスなどの業務の受託
資本金：1億円

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