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J.フロント リテイリング/9月は卸売業以外減少

2008年10月16日 / 月次

J.フロント リテイリングが10月16日に発表した9月の連結営業報告によると、総合前年比売上高は6.9%減と低調に推移した。部門別概況では、百貨店が7.3%減、スーパーマーケットが3.7%減。唯一伸びたのは卸売業で9.5%増。その他事業は最も落ち込みが大きく、12.6%減となった。

概況は、百貨店業が前年比で土・日曜日が1日減り集客荷影響した。また前年の大丸東京店新店移転前「売りつくしセール」や、全店販促「大丸・松坂屋統合記念セール」などの反動減も見られ、大丸直営店は7.2%減、松坂屋直営店はシステム統合の全店臨時休業日が1日発生した影響で10.5%減。店舗別では、閉店前の売りつくしセールの嵩上げ効果で好調な横浜松坂屋や今治大丸など、計3店舗が前年を上回った。

スーパーマーケット業ではピーコックストアのシステム統合で旧松坂屋ストア各店舗が3日間休業したため、売上に影響した。関東地区は5.2%減、関西地区は2.1%減、中部地区は1.1%増。卸売業の大丸興業は、電子部品や農水畜産品が好調に推移し前年実績超となった。

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