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ジーユー/ビックロ新宿東口店

2013年11月26日 / 店舗店舗リポート

ジーユーは10月25日、新宿東口の商業施設「ビックロ新宿東口店」に、「ジーユー ビックロ新宿東口店」をオープンした。

<ジーユー ビックロ新宿東口店>

ビックロ新宿東口店7階のワンフロアに、売場面積約400坪の大型店を出店した。ウィメンズ、メンズ、グッズ、アクセサリーを展開する。

大型店舗であるものの、新たな試みとなる女性向けスタイリング提案「ワンダークローゼット」を導入したため、キッズの導入を見送った。

<ワンダークローゼット>

総アイテム数は約450型で、商品構成比はメンズ35%、ウィメンズ65%。来店客の8割が利用するとみられるエスカレーター側の入口には、ウィメンズのコーディネート提案売場を設置した。4月に神戸にオープンした「神戸ハーバーランドumie店」から導入したクローゼット型什器をウィメンズ2か所、メンズ1か所で展開する。

<ウィメンズのクローゼット型什器>

クローゼット型什器は、お客のクローゼットの中身をイメージした提案で、マネキンが着ている洋服をクローゼットに収納したような陳列を活用し、コーディネート提案を表現。靴、バッグ、帽子を含め、全身のトータルコーディネートを強化した。

<メンズのクローゼット型什器>

初の試みとなる「ワンダークローゼット」は、ファッションクリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓さんとライフスタイル・プロデューサーの村上萌さんとのコラボレーションによって生まれた、スタイリングを自由に楽しむ空間として開発した売場提案。

<ワンダークローゼットの全景>

「女の子の夢のクローゼット」をイメージした提案で、クローゼット内には、「ガーリー」「モード」「ストリートポップ」の3つのテイストをイメージしたジーユーの商品を集積した。提案するファッションのテイストは、季節などにあわせて変更していく予定だ。

<ガーリー>

<モード>

<ストリートポップ>

ジーユーの商品を用いて、セレクトショップのような売場を作成、お客の要望に合わせコーディネートのサポートを行う「おしゃリスタ」が商品を提案する。試着室は、パリ、ニューヨーク、ロンドンをテーマとした内装を施した。

<パリ>

<ニューヨーク>

<ロンドン>

試着室の鏡には、顔が小さく映り、足が長く見える大型の全身鏡を採用。鏡に映りこむ背景の小物にも、パリー、ニューヨーク、ロンドンをイメージできる演出をした。試着をした自分自身をスマートフォンで撮影でき、背景にもこだわることで、SNSにも投稿したくなるような写真を撮れる工夫をした。

<東京をイメージした写真撮影ルーム>

試着室のほかに、東京をイメージした写真撮影ルームを設置。10月25日~27日には、プロのカメラマンとメイクによる「無料ヘア&メイク&写真撮影サービス」を無料で実施した。

<写真撮影のイメージ>

撮影した写真は、画像共有アプリの「インスタグラム」を活用して、店内で印刷をしてお客に手渡す。オープニングイベント終了後は、店員がiPadでお客を撮影し、同様のサービスを無料で提供する。撮影した写真は、ジーユーの公式ホームページにコーディネート例として掲載することも検討している。

<おしゃリスタ>

店内には、9人のおしゃリスタを配置。試着室もメンズ7室、ウィメンズ15室、ワンダークローゼット3室、合計25室を設置した。おしゃリスタは、星のマークをあしらったおしゃリスタの缶バッチをつけており、気軽にコーディネートのサポートを頼める工夫をした。

<試着室の1か所は車いすにも対応>

主力となるウィメンズ売場は、コーディネート提案型売場と単品量販型売場の2つで構成。コーディネート提案型売場は、1350mmの低層什器を採用し、見晴らしを良くする工夫をした。コーディネートは休日のオフタイムと通勤のオンタイムをイメージした2通りのテイストを展開する。

<オフタイムのコーディネート>

<オンタイムのコーディネート>

低層什器内にも棚板を一枚入れることで、バッグなど服飾雑貨と組み合わせた売場構成を目指した。

<アパレルの間で棚板でバッグを陳列>

単品量販型の売場は、2100mmの高層什器を採用。什器を高くすることで、1SKUあたりの店頭在庫数量を多くした。ハンガー陳列のほか、商品を畳む陳列を併用することで、売場面積あたりの陳列在庫数の拡大も図っている。

<単品量販型売場>

<一部でハンガー陳列と折りたたみ陳列を併用>

単品量販型売場は、ボトムズ、トップス、インナーの3つのコーナーを展開。通路に面する定番什器の端に、マネキン付什器を導入。マネキンが着用している商品をすぐ隣に陳列することで、マネキンのコーディネートをすぐ購入できる工夫をした。

<ウィメンズのボトムズコーナー>

<マネキン付什器>

<ウィメンズのインナーコーナー>

ウィメンズでは、この秋からアクセサリーのアイテムを増やしており、アクセサリーも店舗前方で打ち出した。帽子やバッグもコーナー展開をした。

<アクセサリーコーナー>

<帽子・バッグコーナー>

ジーユーでは、2013年A/Wからメンズ商品を強化しており、モードを意識した「New Style from GU」を展開する。「New Style from GU」は、スリムフィットな商品を打ち出し、カジュアルだけでなく、オンタイムにも対応できる商品を展開する。

<New Style from GU>

メンズ売場も通勤をイメージしたオンタイムと休日をイメージしたオフタイムの2つのライフスタイルを提案し、幅広い着用シーンへの対応を目指した。

<オフタイムのコーディネート提案>

今シーズンのいち押しアイテムであるニット、ムートン、ニットワンピースなどには、スタイリングポイントと名付けたネット連動のスタイリング提案を実施。スマートフォンで専用アプリをダウンロードすると、店頭陳列以外のコーディネートも閲覧できる仕組みを導入した。

<スタイリングポイント>

レジには贈答用のショッピングバッグを大・中・小の3種類を用意、各100円で販売し、贈答需要にも対応する。

<ギフトバッグ>

常設レジは12台を配置し、お客のレジ待ち時間を短縮できる体制を整えた。日本語のほか、英語、中国語の接客にも対応し、外国人観光客の取り込みも図る。

<常設レジ>

中村店長は「新宿東口という好立地に、新しい試みを取り入れた最新のジーユーをオープンすることができた。日本を代表するファストファッションを目指したい」と抱負を語った。

■店舗概要
所在地:東京都新宿区新宿3-29-1(ビックロ7階)
総売場面積:約400坪
取扱アイテム数:約450型
商品ラインナップ:ウィメンズ、メンズ、グッズ、アクセサリー

<壁面では、天井まで空間を活用した陳列>

<ウィメンズのアウター>

<ウィメンズのインナー>

<ウィメンズのブーツ>

<メンズのアウター>

<メンズのボトムズ>

<メンズの服飾雑貨>

<メンズのインナー>

<一部のPOPには中国語と韓国語も表記>

<すそ上げの補正にも対応>

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