流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





MAX BRENNER/表参道ヒルズにチョコレートバー、日本1号店

2013年11月28日 / トピックス店舗

トランジットチョコレートサプライは11月28日、表参道ヒルズに30日にオープンするイスラエル発のチョコレートブランド「MAX BRENNER」の日本1号店「MAX BRENNER CHOCOLATE BAR 表参道ヒルズ」を公開した。

<MAX BRENNER CHOCOLATE BAR 表参道ヒルズ>

レストラン「bills」などを運営するトランジェットジェネラルオフィスが100%子会社として、トランジットチョコレートサプライを設立し、米国のMAX BRENNERと日本進出におけるパートナー契約を締結して出店するもの。

<名物商品のピザとホットチョコレート>

「MAX BRENNERは1996年にイスラエルで創業。チョコレートの新しい楽しみ方を提案し、従来の堅いチョコレート専門店のイメージとは全く異なるユニークな店舗と商品を提供するチョコレートバー。現在、アメリカに4店、イスラエルに6店、オーストラリアに31店、シンガポールに3店、フィリピンに1店、5か国で計45店を展開する」(同社)。

<チョコレートフォンデュとクレープもおすすめ>

Sam Borgese(サム・ボルジーズ)マックスブレナーCEOは「日本人はセンスが良く、マックスブレナーを理解してもらえるだろう。日本のチョコレート市場はレベルが高いとも思う。東京はニューヨーク同じように多くの新しいことが起こる街であり、出店できたことがとても嬉しい」と語った。

<Sam BorgeseマックスブレナーCEO>

店舗は店内での飲食のほか、テイクアウトにも対応し、チョコレートの物販も行う。12月20日には、東京スカイツリータウンソラマチ1階に2号店を出店する予定で、3~5年で国内5店舗体制を目指す。1号店、2号店とも目標年商は3億円、平均客単価は1000円程度、年間で3万人の来店を目標とした。

<物販コーナーでは食器も販売>

<物販コーナーのチョコレート>

日本上陸にあたり、メニューは一部日本仕様を作成した。主力メニューの「ホットチョコレート」(500円)は、アメリカ本国よりも甘さを控えめにした。チョコレートチャンクピザ(1800円)では、サイズを変更したほか、ピザの生地を厚くし、独自の食感を目指した。日本限定メニューとして、ホワイトチョコレートグリーンティー(550円)も販売する。

<溶けやすい商品は冷蔵ケースで販売>

ボルジーズCEOは「チョコレートチャンクピザは、私が食べてきた中で最高の自信作だ。一部の商品は日本仕様だが、そのほかはすべてアメリカの味が味わえる」と商品を解説した。

<商品を紹介する従業員>

全メニューでチョコレートに関連する商品を展開。クラシックヨーロピアンフォンデュ(1800円)、バナナスプリットワッフル(1400円)などがおすすめ商品だという。

<注射器をイメージしたトッピング用のチョコ>

トランジェットジェネラルオフィスで取締役副社長CFOも務める垂水謙児トランジットチョコレートサプライCEOは「日本に上陸しているチョコレートブランドはハイエンドの贈り物が多い。マックスブレナーの価格はカジュアルなものだ。チョコレートエクスペリエンスをテーマにした店内、飲食のほか、お土産など、カジュアルな面が日本市場での武器になるだろう」と語る。

<飲食スペースの全景>

チョコレート工場をイメージした店内は、ダーク、ミルク、キャラメル、ホワイトなどのチョコレート色でまとめて空間に仕上げた。大きなチョコレートマシンやパイプを張り巡らす工夫をしたという。

<チョコレート色の配管>

店舗入口には、チョコレートのかくはん機をイメージしたオブジェを配置。飲食スペースのメインテーブルには、フラスコに入れたチョコレートやガラス瓶にいれた食材などをディスプレイし、独特な空間を演出する。

<チョコレートのかくはん機のオブジェ>

<フラスコのディスプレイ>

<ガラス瓶のディスプレイ>

垂水CEOは「海外ブランドが日本で成功するには、複数の要因がある。今回は表参道と東京スカイツリーという集客力のある立地に連続出店することで、ブランド認知度を高める戦略だ。どちらも初期投資回収に時間はかかるだろうが、情報発信のための店舗としてだけでなく、事業として黒字化できる店舗とする」と抱負を語る。

<表参道ヒルズのメイン入口付近に出店>

店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前4-12-10
表参道ヒルズ本館1階
TEL:03-5413-5888
営業時間:月~土11時~22時30分(日21時30分閉店)
席数:40席

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧