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東急ハンズ/ブライダル事業に参入

2015年06月02日 / トピックス商品店舗

東急ハンズは6月2日、ブライダル事業へ参入すると発表した。

<ウェディングドレスのイメージ>
ウェディングドレスのイメージ

「自分たちらしい結婚式をもっと手軽に!」をコンセプトに、オリジナル結婚式プラン提供サービスを秋から展開する。

<銀座店にイベントスペースを設置>
銀座店にイベントスペースを設置

年間65万組の婚姻がある中で、結婚式を挙げるのはその約半分といわれ、式を挙げない「なし婚」が増えていることに着目。金銭的な問題や形式ばった式を好まず、パーティーに近い形の式を挙げたいニーズに対応する。

<銀座店のウェディングコーナー>
銀座店のウェディングコーナー

東急ハンズでは、すでに記念日に使うフォトフレームなどを集めた「アニバーサリー・メント」コーナーの一角に、ウェディングコーナーを設置。招待状、席次表、マスキングテープ、写真台紙などを集積し、手作り感のあるウェディングを演出するアイテムを販売している。

<ディスプレイの一例>
ディスプレイの一例

ウェディングコーナーの年間売上高は約11億円で、毎年売上が伸びている。渋谷店、新宿店、池袋店、銀座店、梅田店、心斎橋店、博多店、札幌店など大型店でコーナー展開、小型店でも専用什器を設置。銀座店では、ウェディングコーナーで年間約7000万円を売り上げる。

<ウェディング用品のディスプレイ>
ウェディング用品のディスプレイ

これまでも、大型店ではウェディングカウンターを設け、結婚式をカスタマイズする「素材」として、東急ハンズで販売する約15万アイテムとサービスを提供してきた。

<フォトフレームを豊富に展開>
フォトフレームを豊富に展開

これまでの実績から、東急ハンズにブライダルに関する相談をするお客が増えており、より充実したサービスを提供するために、ブライダル事業を開始するという。

<イベントスペースではパーティーをイメージ>
イベントスペースではパーティーをイメージ

フリーのウェディングプランナーやブライダル関連の他社と協力し、サービスを提供。今回は、「新郎・新婦の共通の趣味が旅だった場合のウェディング」、「出会った職場が学校だった場合のウェディング」、「ハンズの商品やサービスを使ったウェディング」の3つのプランを用意した。

<手作りの席次表の一例>
手作りの席次表の一例

参考価格は、挙式と60人のパーティ込みで約300万円。そのほか、衣装、ギフト代がかかり、平均単価は300~400万円程度を想定。年間で40~50組程度の利用を目指す。

<作家による手作りのアートフレーム>
作家による手作りのアートフレーム

サービス開始にあたり6月2日~14日、銀座店7階インスピレーションコーナーで「HANDS to two hands~ハンズとつくる、ふたりの結婚式~」と題したイベントを開催する。

<結婚式で使用するブーケなども提案>
結婚式で使用するブーケなども提案

期間中DIYウェディングセミナー、プロポーズセミナー、ジュエリーリフォームセミナーなど無料セミナーを開催。会場には、「雨やどりウェディングカフェ」をテーマに、ふたりらしさの伝わるウェディングを体験・体感できる装飾を展示した。

6月3日~7月15日には、みんなのウェディングと協力して、「東急ハンズとつくるHandmade Wedding by Brideal」を開催。10月~11月に挙式予定の人を対象として企画で、抽選で1組のカップルを選定する。

当選者には東急ハンズの取り扱い商品・サービス30万円分、シネマ動画15万円相当を進呈。東急ハンズのスタッフによるサポートも提供する。

今後は、専用ウェブサイトで参加者の募集を実施し、将来的には首都圏を中心とした店舗や地方の大型店にもサービスを拡大したいという。

■ハンズのブライダルイベント情報(6月5日開設)
http://www.tokyu-hands.co.jp/bridal

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