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コンランショップ/東京ガスがコクヨに事業譲渡

2009年11月25日 / 経営

東京ガスは、連結子会社のリビング・デザインセンター(LDC)が運営する「ザ・コンランショップ」の事業を、コクヨの連結子会社であるコクヨS&Tが新設したLmD(エルエムディー)に譲渡することを決定した。

譲渡日は2010年1月1日を予定している。リビング・デザインセンターは、新宿のパークタワーで運営するインテリア施設「リビング・デザインセンターOZONE(オゾン)」を継続して運営。同施設の一角にある「ザ・コンランショップ新宿店」も引き続きLmDが運営する。

 「ザ・コンランショップ」は、国内では、東京(新宿店、丸の内店)、名古屋、福岡の3都市4店舗で展開している。英国のインテリアデザイナーのテレンス・コンラン卿のディレクションのもと、洗練されたデザインの家具・インテリア用品など世界各国からセレクトされた約7000アイテムを扱う。

リビングデザインセンターは1994年、住関連のショールームが集積している西新宿地区にあるグループ保有の新宿パークタワーに、住生活に関する情報発信施設「リビング・デザインセンターOZONE(オゾン)」を設けた。同年に「ザ・コンランショップ新宿店」をOZONEの中心的なテナントとして日本で初めてオープン。2002年に「丸の内店」を開店した。現在、約9万人が会員登録をしている。フランチャイズ店としては、「福岡店」と「名古屋店」をオープンしている。

コクヨS&Tは、現在、売上の大半を占める「企業向けの事務用消耗品の製造販売」に加えて、「個人向けの高付加価値商品およびサービスの提供」の強化を事業戦略の中核に掲げている。顧客の嗜好の多様化に対応した商品づくりを推進し、消費者との接点拡大・強化を目指している。コンランショップ事業の譲受は、具体的な取り組みの一環として実施するもの。

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