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近鉄百貨店/2月期は売上高1.4%減、営業利益3%増

2012年04月11日 / 決算

近鉄百貨店が4月11日に発表した2012年2月期決算は、売上高2915億200万円(前年同期比1.4%減)、営業利益31億8500万円(3.0%増)、経常利益22億9600万円(0.6%減)、当期損失132億6600万円(前期は17億9600万円の当期利益)となった。

百貨店業では、店舗網を「都心大型店」(阿倍野店)、「地域中核店」(上本町店、奈良店、橿原店、和歌山店、四日市店)、「郊外店」(枚方店、生駒店、桃山店、草津店、桔梗が丘店)、「専門店ビル」(HOOP、AND、上本町YUFURA、スターアイランド、名古屋店・近鉄パッセ、東大阪店)の4つの店舗類型に分類し、それぞれの商圏や規模に応じた店舗戦略を推進した。

都心大型店である阿倍野店は、2014年春のグランドオープンに向け、2011年3月に社内の専従組織を拡充し、売場構成計画の策定を進めるとともに、「あべのハルカス」の売場関連設備工事に着手した。

地域中核店のうち奈良店、和歌山店は、婦人服、婦人洋品を中心に新規ブランドを導入する売場改装を実施し、地域のお客に支持される店づくりに努めた。

郊外店は、桃山店で百貨店業態の売場を縮小し、有力専門店の面積を拡大した。

専門店ビル事業は、名古屋店(近鉄パッセ)において、レディス衣料・雑貨の新ショップを導入する改装を実施し、流行に敏感なヤング層への対応を強化した。

来期は売上高2760億円(5.3%減)、営業利益37億円(16.1%増)、経常利益32億円(39.4%増)、当期利益31億円(-)の見通し。

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