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ホッコク/アプレシオのスポンサーを辞退

2009年09月28日 / 経営

ラーメン店、居酒屋のフランチャイズ事業や直営店事業などを行うホッコクは9月28日、6月10日付で東京地方裁判所から民事再生手続きの開始決定を受けたアプレシオのスポンサー企業を辞退すると発表した。

アプレシオは、複合カフェ事業のフランチャイズ本部などとして、全国で80店以上の店舗を展開。しかし、一等地への急速な直営店の出店、高級化路線のための多額な設備投資とそれに伴う多額の借り入れで資金繰りが悪化。民事再生手続き開始が決まっていた。

ホッコクは当初、自社の飲食店ノウハウのアプレシオ各店舗への提供で、アプレシオの収益向上と自社での商品調達による売上拡大、ホッコクのフランチャイズ本部としてのノウハウと全国7営業所ネットワークの活用によるフランチャイズ事業の効率化、物流面では自社の430店舗との物流の一元化による物流コストの削減などの効果を見込み、支援スポンサー企業となることが内定していた。

しかし、その後アプレシオのフランチャイズオーナーから現行のロイヤリティ低減が要請されたこと、フランチャイズ本部としての望まれる役割が果たされていないという意見が見られたこと、さらにアプレシオとの協議でアプレシオ側から虚偽の報告や的確な情報開示がなされなかったことが重なり、スポンサーとして支援継続は困難と判断。両社間で合意解約書を締結し、正式にスポンサーを辞退した。

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