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ユナイテッドアローズ/子会社解散で4億円損失計上

2010年04月24日 / 決算経営

ユナイテッドアローズは4月23日、子会社のペレニアルユナイテッドアローズを解散することを決めた。このため損失概算額4億1800万円などを計上し、2010年3月期の業績予測を修正した。

ペレニアル ユナイテッドアローズは、女性向けブランドのフランクウィーンセンスを運営していたが、百貨店を含む市場環境が安定せず、事業の継続は困難と判断したため解散を決めた。

解散に伴い、清算などに伴う損失概算額4億1800万円を閉店損失引当金繰入額として特別損失に計上する。このほか、ペレニアル ユナイテッドアローズの銀行借入金などはユナイテッドアローズが債務保証しているため、清算などに伴う将来の債務保証損失の発生に備え、債務保証損失引当金繰入額17億3600万円を合わせて計上した。

このため2010年3月期決算の業績予測を修正した。修正後の予測値は売上高835億400万円(修正前より1.0%増)、営業利益49億4200万円(10.4%増)、経常利益50億3700万円(17.1%増)、当期利益13億4900万円(30.5%減)となった。

売上高はユナイテッドアローズが昨年12月より販売が好調に推移したこと、利益面では売上総利益率の改善や販売費・一般管理費の抑制などでそれぞれ計画を上回る見通し。

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