井村屋製菓/持株会社制へ移行
2010年01月20日 / 経営
井村屋製菓は1月20日、ことし10月に持株会社制へ移行すると発表した。
持株会社制に移行することにより、グループ全体の最適な経営戦略の立案機能を強化するとともに、経営資源の配分を最適化させてグループ全体の企業価値の向上を目指す。
各事業会社では、各社ごとの責任と権限のもとで、事業活動に集中することにより成長と企業価値の向上を目指す。持株会社を中心としてグループの保有する技術、情報、人材の横断的な活用により、各事業会社が「つながり」を持ってグループ全体のシナジーを発揮していく。グループ全体から今後の成長戦略を支える人材を育成し、事業会社の経営幹部として登用することにより今後の経営者育成につなげる。
同社を分割会社として会社分割を行ない、流通事業・フードサービス事業、シーズニング事業をそれぞれ新設する2つの事業会社に承継する。同社は、各事業会社の持株会社となり、上場を継続しグループ戦略機能や事業会社の経営管理機能を担っていく。現在の子会社は、持株会社の子会社となる予定だ。